棚ぼたの2連休はどこへ行こうか?
できればテント泊がしたい。
ネット情報によると白駒池の木々がそろそろ色づき始めた様子。
麦草峠行きバスは10月20日までなのでなんとか間に合う。
登山を始めた頃、八ヶ岳ガイドブックに載っていた“にゅう”は未登頂。
あれからもう10年以上が経過してしまって。
青苔荘のキャンプ場を調べてみると、要予約でチェックイン&アウトの時間に制限があるようだ。
それならばテントを高見石小屋に張るか、ビーフシチュー目的で黒百合ヒュッテもいいなと少し悩んだ。
ところが高見石小屋はあいにく定休日、黒百合ヒュッテは登山口からやや遠くなりランチタイムに間に合わない可能性大。
八ヶ岳は美味しいものを提供している小屋が多いから迷うけど、確実にランチを楽しめる時間帯で決めよう。
当初の予定通りアーリーチェックイン(有料)のプランで青苔荘にネット予約を入れた。
もくじ
往復のアクセス
[往路]
07:00 新宿よりあずさ1
09:07 茅野
09:35 茅野駅西口⑤よりバス(2200円)
10:47 麦草峠BS
[復路]
11:15 麦草峠BSよりバス
12:21 茅野駅西口
12:39 茅野よりあずさ26
【茅野市・バス麦草峠線】
https://www.city.chino.lg.jp/soshiki/chiikisenryaku/1062.html
自己CT
[1日目]
10:50 麦草ヒュッテ
11:11 白駒池Ⓟ分岐
11:18 青苔荘&キャンプ場 11:55
12:00 白駒荘 12:40
12:48 青苔荘キャンプ場
12:53 分岐
12:59 ニュウ分岐
13:08 白駒湿原
13:28 にう分岐
13:58 ニュー・中山峠分岐
14:00 にゅう 14:33
15:03 にう分岐
15:17 白駒湿原
15:32 青苔荘キャンプ場
[2日目]
**テント撤収後に白駒池周回35分**
**白駒荘にてケーキセット**
10:35 白駒荘
10:57 麦草峠BS
麦草ヒュッテから青苔荘キャンプ場
新宿からのあずさは朝6:30の時点で既に満席。
平日なら空いているだろうと思っていたけど甘かったわ。
仕方がないので座席未指定券を購入し、1時間以上デッキで立ちながら読書。
甲府でやっと赤ランプの空席に座ることができた。
茅野駅西口⑤にてバス待ち。
鳩軍団が空を舞い行ったり来たりするのを眺めながら。
小一時間バスに揺られ、楽しみにしていた麦草ヒュッテに到着。
前日の昼休みに電話で念のため営業日を確認したら水曜はお休みと聞いた。
麦草ヒュッテのプリンがどうしても食べたくて終点まで乗ったものの、結果的には週末で売切れており目的は達せられず(笑)。
パウンドケーキも同じく売切れ。
営業日だけでなくプリンの有無まで聞いておけばよかったなぁ~。
でも素敵な雰囲気だったからまぁいいか。
今度来る時は在庫を調べてからにしようっと。
麦草ヒュッテ前より緩やかな坂を上がる。
白駒池BSで降車しなかったのは、単純にキャンプ場までの距離が近すぎて物足りないから。
プリンの他にもちゃんとした理由があったのだ(笑)。
木漏れ日の森がすごーく素敵な道で得した気分。
野鳥の声が響き渡って。
白駒の奥庭というエリアも静かでいい感じ。
カップルさんが大岩の上でまったり昼寝をしていた。
30分弱で青苔荘に到着。
テント予約時に1500円はカード決済しているが、アーリーチェックインの800円は小屋で現金払い。
【青苔荘】
テント泊 大人1500円(要予約)
デッキサイトはプラス500円
アーリーチェックインは時間帯によってプラス800円~1000円、レイトチェックアウトはプラス800円。
水場あり
トイレあり(朝7時~夕16時は一般客に使わせないためシャッターで閉鎖、その場合は小屋スタッフを呼んで玄関から入る、夜間帯はシャッター解放)
青苔荘のすぐ横がテン場だよ。
水場もトイレも近くて便利。
どこに張ろうか暫しウロウロ…。
ここにきーめた!
この時間帯は私が一番乗り。
土のサイトとデッキサイトが適度に配置されていい雰囲気。
木道から離れた上のほうの樹林帯はかなりプライベート感あり。
白駒荘*贅沢なオリジナルカレーランチ
さてさて、テントを張ったら次の目的地へ。
白駒池の紅葉。
ピークはまだだけど青空が湖面に映ってとても綺麗。
青苔荘キャンプ場から3分くらいで白駒荘。
100年を越える宿なんだって!
【白駒荘】
https://yachiho-montblanc.com/
事前に決めていた白駒荘オリジナルカレー(2000円)を注文。
なんて贅沢なランチなんだ。。。
でも、ここに来たら食べずにいられない。
味はもちろんのこと彩りやボリューム、盛り付けのセンスも完璧。
サラダの中のマイクロキュウリが珍しくほおずきの実まで完食。
冷たいカシスウーロン茶がこれまた旨し。
どれもこれもメチャ美味しくて大満足。
ごちそうさまでした!!
お腹いっぱいで外に出ると、さっきよりも青空が広がって紅葉が輝いてる。
もののけの森
テント張ってランチしてから登山開始なのでかなり遅いスタート。
にゅうを目指すだけのゆるふわハイクだから大丈夫。
キャンプ場脇を通過、行ってきまーす。
白いテントが上のほうに張られ合計2張になった。
うわぁ。
“もののけの森”そのもの。
ぬかるみは少々あるが思ったほど大変ではなかった。
先日訪れた栗駒山から秣岳方面のぬかるみ地獄に比べたら全然問題ないレベル。
白駒湿原。
苔たちが歌うにゅうの森。
にう分岐。
絡まる木の根っこと大岩ゴロゴロ地帯。
地元スーパーで買った夕張メロンバター飴が本日の行動食。
薄暗い樹林帯を歩いて。
見晴らしのいいにゅう山頂
中山方面から歩いてきたオジサマ3人組と山頂直下の分岐でご対面。
あそこがにゅう山頂か?
彼らに道を譲ったがどうやら天狗岳のガスが晴れるのを待っているご様子。
それでは一足お先に、にゅう(2352m)登頂。
暑くも寒くもなくちょうどいい気温。
今日はサブザックのショルダーベルトにパーゴワークスのスナップを装着してきた。
スマホや地図など小物入れで大活躍。
左利き用はこちら
↓↓↓
雲は多めだけど、とりあえず晴れててよかった。
ありがとう!
オジサマ達が登ってこられ写真を撮ってさしあげた後、「撮りましょうか?」と言われたので撮っていただく。
下にテントを張っていると話したところ驚かれてしまう。
それにしても、ノースフェイスのアルパインライトパンツ最高♪
細身だけどストレッチが効いていてすごく穿きやすい上に、なんならスタイルまでよく見える。
メンズはこちら
↓↓↓
大きな岩のテラスにて景色を見ながらおやつタイム。
山専ボトルのお湯でモンベルトレールチャイを淹れチョコラスクを。
天狗岳方面は少しだけガスが取れた。
大岩の崖下に見える色づき。
晴れていればこちら側には富士山が見えるらしい。
白駒池をズーム。
紅葉はまだ序の口だけど、この時期に来たことがなかったから嬉しい。
お車で日帰りのオジサマ達は一足先に下りていき、再びにゅう山頂ひとりじめ。
そして、山頂の少し下で休憩しておられたオジサマ達を抜かす形でお別れとなった。
HEXAR(ヘキサー)UL1.5 充電式LEDランタン
にゅう下山後、登山靴を脱ぐ前に水場とトイレに行きキャンプ場近くを散策。
山荘宿泊者はチラホラいるものの青苔荘キャンプ場自体はとても静か。
時折チリーンと熊鈴の鳴る音が聞こえる程度。
紅葉越しのボートがいい感じ。
カリカリ梅と野沢菜生姜おにぎり2個、家で茹でてきた小松菜、錦糸卵、メインの豚角煮を載せた手抜き丼。
おまけにたくあんを添えて。
野菜たくさんお味噌汁でお腹いっぱい。
夜間は上空から強風が下りてくる様子が聞こえたり、いつの間にか遠ざかったり。
寒さは全く感じられずソフトシェルだけでダウンは不要だった。
寝る前にタイツを穿いたくらいかな。
まだ気温が高いからこそ紅葉が遅れているのだろう。
HEXAR(ヘキサー)UL1.5 充電式LEDランタンを新調したのでご紹介。
単3電池4個使用のランタンは重くて持ち運びが面倒になり使わなくなっていた。
そこで出会ったのがこちらの軽量ランタンでなんと48gという軽さ。
畳めばもっとコンパクトになるが、元々軽いので私はそこまでやらない。
ヘッドランプと一緒にジップロックに入れてザックの雨蓋にしまうだけ。
下から見るとこんな感じ。
この柔らかいプラスチック部分があるからランタンがちゃんと自立する。
カラビナがなくてもゴムの部分を外してテント内に吊るせるのが便利。
光量マックスにすると結構明るい。
ただし、マックスのまま照らしていると数時間しか持たないのでご注意を。
押し続けることで暗くすることは可能。
1泊2日なら問題ないが何日もかけて縦走する場合、メインランタンには向かない。
USB Type-C充電コネクタがついているので山行の前は必ず充電しておこう。
デメリットを挙げるなら、充電口のゴム蓋がパカパカしてきちんと閉まらないことくらいか。
実際のテント泊ではまだ2回(10月25日に2回目)の使用。
何でもかんでも充電充電は逆に面倒でイヤだと思っていた私。
ザックもウェアも時代は確実にUⅬに向かっていて、どんどん便利なグッズが出てくる。
もちろん全部を買い替える必要などないけれど。
やはり山では軽さは正義なのだと実感せざるを得ない。
今後のテント泊、避難小屋泊には必ず連れていくつもり。
白駒池周回*ほおずきレアチーズケーキ
☆翌朝☆
昨日より紅葉が綺麗に見える。
後ろ髪引かれる思いでテント撤収。
9時までにチェックアウトしないと800円追加になってしまうのよ。
青苔荘スタッフさんにザックのデポが可能かどうか聞いてOKをもらい、小屋の近くに置かせていただく。
半時計周りで青苔荘からスタート。
見る位置によって微妙に色味が変化する。
葉が落ちた木々の姿も風情があるね。
ザックさんただいま~。
35分くらいで戻ってきた。
大きなベンチにて荷物の整理。
サブザックからメインザックへ。
ここら辺の雰囲気いい。
10時になったので、白駒荘でほおずきレアチーズケーキセット(1500円)を注文。
実際には少し前から開店していたようで店内に観光客の姿あり。
昨日のカレーランチと500円しか違わないって、なんて贅沢なカフェタイム。
レアチーズケーキに甘酸っぱいほおずきソースをかけて。
この時期限定ほおずきの実をパクリ。
熱いドリップコーヒーも美味しかった。
東屋周辺からの景色。
樹林帯で頭が黄色いキクイタダキに似た小鳥を見たような気がしたが、ほんの一瞬のことで定かではない。
白駒の奥庭のあたり。
シャクナゲの葉が両側から張り出している。
お花の時期は綺麗だろうな。
途中で休憩されていたオバサマ達に「テントなんですかっ?すごーい!」と大袈裟に驚かれたけど、ここは一番最短でお手軽なテン場だもんね~。
麦草峠BSでバス待機。
麦草ヒュッテが営業している日なら、この時間帯にプリンを食べるつもりだった。
次回のお楽しみにしよう。
元祖おぎのや*峠の釜めし
平日とはいえ昼時の茅野駅はそこそこ混雑している。
茅野駅の立ち食い蕎麦でランチする予定が行列していて諦めるしかない状態。
あずさの発車時刻が迫っているので、このままではランチ難民になってしまう。
茅野駅ホームのアレンジメント。
久々に見ることができた。
ホーム中ほどに黒曜石。
立ち食い蕎麦屋の近くのキオスクNewDays茅野店で、レジ前に置いてあった峠の釜めし(1400円)を見ると同時に手に取っていた(笑)。
ちょっとお高いけど背に腹は代えられぬ。
こっ、これは旨い。。。
具材ひとつひとつに味がしっかりついていて、ご飯の味付けもちょうどいい。
別添のお新香とわさび漬けも残さず完食。
峠の釜めしのポリシーは、器が変わってもちゃんと受け継がれているようで嬉しかった。
最後に
バス停、登山口からの距離がすこぶる近いゆるふわテント泊。
八ヶ岳の贅沢なグルメ旅、たまにはこんな山行もいいと思う。
来年になってしまうけれど別の曜日に別のルートで計画してみたい。