イワウチワの素晴らしい群生が広がる横根山。
毎年この時期のヤマレコを閲覧しては行きたいなぁ…と思いつつ、アクセスの悪さから後回しになっていた。
新型コロナのニュースばかりで気が滅入る自粛ムードの中、思い切って出かけることにする。
往復のアクセス・トイレ情報
[往路]
10:21 常磐線にて高萩(着)
10:26 高萩駅よりタクシー(2540円) → 10:41 花貫さくら公園駐車場
東タクシー(駅前に停車している)
電話 0293-22-3004
クレジットカード利用可、ただし通信時の電波が途切れる場所あり
[復路]
13:57 花貫さくら公園駐車場より徒歩 → 15:34 高萩駅
15:57 高萩より常磐線(発)
※近くを通るバス(高萩駅⇔和野入口バス停)があるようなので次回はぜひ利用したい
<トイレ>
花貫さくら公園(駐車場奥の橋を渡った広場)
見頃の桜とワクワクの探検路
駐車場に着くと予想以上にたくさんの車。
登山としては遅い時間帯なので人の姿は全く見えないけれども。
駐車場の奥まで歩いたところが花貫さくら公園。
折しもちょうど桜が満開。
鳥の美しいさえずりが響き渡っている。
友人が宅配便で送ってくれた双眼鏡、シジュウカラの姿がよく見えた。ありがとう!
沢に向かって細い道を下りて行く。
まるで探検路のよう。序盤からワクワク。
イワウチワの小径から横根山
高鳴る胸を抑えながら、急傾斜をゆっくり登って行く。
わりとすぐにイワウチワに出会うことができた。
一番後ろの子にピントが合っちゃった。
あらゆる場所に踏み跡があるけど、「私達をそっとしておいて…」と言っているかのよう。
藪漕ぎみたいな場所もあったりしてなんか楽しい。
たくさんのイワウチワが急斜面にびっしり咲いている。
フカフカのお布団(柔らかい土)の上で。
もう感激しまくり。
あまりに夢中になりすぎて、頭上の太い倒木に気づかず頭をぶつけてしまった。
イタタ…。
この登山道がとても素敵なの!
どちらを向いてもイワウチワだらけ。(#^^#)
たくさんのイワウチワを愛で、この看板があるピークに着く。
ここからは緩やかな下り。
途中でご年配者のツアー?に出会った。
緩やかなアップダウンを経て横根山に到着。
ご年配の単独男性のみ。
あとからご夫婦がやってくる。
倒木でひだまりランチをしていると、何度もヒオドシチョウが飛んできてここに止まった。
「何回も来てくれるの?」いつもの調子で話しかけてしまう。(^^ゞ
細くて尖がった葉っぱの可愛いスミレたち。
花が小さいので見逃すところだった。
沢尻湿原~花貫さくら公園
さきほどの分岐より2分ほど歩くと沢尻湿原。
1分では着かない(笑)。
水芭蕉がいくつか咲いている。誰もおらず静かで落ち着く場所。
また分岐に戻り、桜公園に下りる周回ルートで下山。
結構な急斜面になっているので足元に気をつけて。
こちらの下山路もまた素晴らしい群生が広がっている。
思い切って、今日来てよかったわ。。。
往路の登山口(遊歩道の入口)のすぐ隣に下りてきたようだ。
午後になると、桜を観賞している単独男性やご夫婦の姿がちらほら見られた。
路肩の花たち
さくら公園を出て、得意の駅まで歩きをスタート。
きゃ、私の好きなツボスミレじゃないの。
やっとここまで来た。
幹線道路になっている黄色い橋の下。
坂道を下りる途中で海が見える。
1時間半かかって、高萩駅に到着。
最後に
今までは自由に歩き回れて、好きな場所に出かけていた。
実はとても幸せだったんだなぁとしみじみ思う。
当たり前の日常生活が徐々に崩れつつある中で、改めてそのことに気づく。
“アベノマスク”はもう笑うしかなかったが、一連のニュースを見て愕然とする。
休業補償や現金給付をいち早く実施した海外各国に対し、こんなに自国の対応を恥じたことはない。
全ての決断が遅い、ケチくさい、ずれている、中途半端で矛盾だらけ。
はっきり言って日本の政府は終わってる。。。
明日(4/7)やっと緊急事態宣言が発令されるようだけれど。
セットであるはずの補償はどうするつもりだろう。
実際のところ、大勢の会社員や自営業者は休めない。私を含め。
幸せだったあの日々が戻ることはあるのだろうか?