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因縁の丸太橋*晴嵐荘テント2泊*湯俣岳 2024/9/22(日)~24(火)

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

2016年9月に濁沢の丸太橋が流されて渡渉するハメになり、砂地の液状化がトラウマとなって足が遠のいたエリア。

あれから8年もの月日が経った。

どうしても烏帽子小屋にテントを張りたくて計画を立てる。

翌日は竹村新道を下って晴嵐荘へ。

ところが、8年前と同じくまた南の方で台風が発生してしまった。

大雨が降ればあの丸太橋が流される可能性が大きい。

かなり迷ったものの、悪天候は1日目だけでその後は晴れ/曇り予報。

貴重な3連休を逃したくなく決行することにした。

往復のアクセス

[往路]

22:25 バスタ新宿より高速バス(4200円)

01:37 松本BT

** ケアフリーカフェ **

05:56 松本より大糸線

07:02 信濃大町

07:15 信濃大町駅より裏銀座登山バス(1500円)

07:49 七倉山荘前

08:05 七倉山荘前よりタクシー(徒歩区間あり2300円)

08:30 高瀬ダム

[復路]

11:40 高瀬ダムよりタクシー(徒歩区間あり、男性と相乗一人1150円)

12:13 七倉山荘前

** 七倉山荘で温泉&ランチ **

14:40 七倉山荘前より裏銀座登山バス

15:15 信濃大町駅

15:43 信濃大町よりあずさ46

自己CT

[1日目]

09:07 高瀬ダム

09:23 慰霊碑

09:50 第五発電所

10:00 湯俣温泉登山口

10:39 名無避難小屋 10:45

11:50 湯俣山荘

11:53 ジップライン手前

12:05 晴嵐荘

[2日目]

06:48 晴嵐荘

07:18 展望台 07:23

08:50 晴嵐荘ペイント

10:22 湯俣岳 10:49

11:47 晴嵐荘ペイント

12:27 展望台 12:30

12:50 晴嵐荘

[3日目]

08:53 晴嵐荘テン場

09:02 ジップライン先

10:10 名無避難小屋

10:33 湯俣温泉登山口

10:52 第五発電所

11:23 慰霊碑

11:37 高瀬ダム

快適なケアフリーカフェ松本

9月下旬になると夜行バス本数が激減し、松本BT経由の昼行便しか選択肢がなかった。

松本BTから徒歩数分のネカフェを目指す。

【ケアフリーカフェ松本】

https://www.carefree-cafe.com/#:~:text=%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AB

約1年前に初めて利用したら素晴らしく快適だったのでリピート。

室内が新しく綺麗で女性専用部屋もあるので安心度が高い。

大きな自販機の飲み物は殆どが無料で選び放題。

シャワー室も完備している。

湯俣温泉♨晴嵐荘テント泊*奇跡のヤマセミ 2023/9/30(土)~10/1(日)今夏、伊藤新道が40年ぶりに復活するという大々的なプロジェクトに合わせ、長らく休業中だった湯俣山荘が再建された。 また、裏銀座登山...

女性専用部屋でマットがフラットになるブースを選択。

リクライニングチェア部屋(一部屋のみ)よりもだいぶ狭くなるが短時間の仮眠なので問題ない。

去年利用した時はPCがやけに重たかったが今回はサクッとネットに繋がった。

起床後に温かいカフェオレ、オレンジマンゴージュース、梅こんぶ茶などを頂く。

夜中01:46に入店して05:12退店、土日祝3時間パック1280円+延長料金270円で合計1550円。

へたなビジホより断然お得!

ちなみに、退店時のレジ担当は人気のガンチャンでほっこり(笑)。

その後、ファミマ松本駅前店で食料を調達し駅待合室にて簡単な朝食を摂る。

松本駅周辺の便利さは夜中着のハイカーにとって大変ありがたい。

また流された丸太橋

のんびりと大糸線で移動。

車窓から見えるはずの山々は真白い霧に覆われているけれど、初日の悪天候は覚悟の上。

小雨がぱらつく信濃大町。

そこへやってきた裏銀座登山バス。

こんな天気なので乗客は私ひとり。

ありがとうございます。

ちなみに始発便も乗客はゼロだったそう。

【裏銀座登山バス】

https://uraginzabus.com/

念のため丸太橋のことを尋ねると「流されてから復旧したという情報はない」旨を知らされ愕然とする。

うあーー、やっぱりか。。。

七倉山荘のご主人からも同じ返答。

先日流された後に復旧したがまたすぐに流されてしまって橋はない。

ただ朝出発した女性パーティが戻ってきていないので、渡渉できたのか方向転換したのかその辺は不明であると。

それなら自分の目で確認してみますと言ってタクシーに乗り込む。

七倉山荘前からのタクシー(1000円)は途中で降車し落石区間を歩く必要がある。

その後、無線で連絡してくれた別のタクシー(1300円)に乗り換え高瀬ダムへ。

雨脚が強くなってきたためトンネルを出る前に雨具下も装着。

七倉山荘前の登山案内所で登山届を受領した男性と、タクシーの運転手さんからは「くれぐれも無理はしないでくださいね」と言われていたしとりあえず様子見。

この吊橋は全く問題なく渡ることができた。

ところが。。。

濁沢キャンプ場の小屋が半分以上も土砂に埋もれている状態。

いくつかの足跡があり明らかに逡巡しているさまが見てとれた。

よせばいいのに、もう少し先へ行ってみようと一歩踏み出したとたん右足がズボッと土砂に埋まって身動きが取れない。

後悔先に立たずとはこのこと。

8年前のあの悪夢が再びよみがえる。

砂地の液状化による蟻地獄で足が抜けなってしまう。

泥だらけになりながら両手で泥を掻き出し事なきを得た。

全くもって懲りない人だねぇ~~(爆)

☆烏帽子岳☆最後に待っていた核心部!濁流を乗り越え。。不思議な巡り合わせに感謝♪(野口五郎小屋泊) 2016/9/17(土)~18(日)北アの三大急登と言われるブナ立尾根にいつかチャレンジしたいと思っていた。 去年の秋、三俣山荘でお会いした女性Mさんに七倉からの裏銀座縦...

命からがら高瀬ダムに戻って晴嵐荘方面へ方向転換。

当初の計画でブナ立尾根がダメなら湯俣温泉と決めていた。

予約が不要の晴嵐荘テン場のおかげ。

濁流がものすごい勢いで猛り狂う高瀬川。

ドドドドドドドドドーッという音に圧倒されながら歩く。

いつもより水嵩が増しており、たった2~3m下に濁流が迫っているような箇所はさすがに焦った。

ちょっと不気味な名無避難小屋。

距離的には第五発電所でおよそ1/3、名無避難小屋で2/3の地点。

雨だから室内のほうがいいに決まっているけれど、どんよりしたあの雰囲気がやっぱり苦手で。

あえて外ベンチにておにぎりをぱくつく。

炙り牛カルビ旨~い。

晴嵐荘♨テント泊

雨の中ひたすら黙々と歩いて。

湯俣山荘に可愛い看板ができていた。

噴湯丘パンナコッタが気になるな~。

【湯俣山荘】

https://mitsumatasanso.com/yumata/

そして対岸には雨に霞む晴嵐荘。

えっ……?

ジップラインのシステムが去年とは変わっており、どこにも確保ロープがないため暫しこちらで立ち尽くす。

左リフトがザック用で右リフトが人間用だったはず。

ぶら下がっていた案内のパウチ画像を確認して一気に謎が解けた。

ザックは背中に背負って一回で行けるシステムに変更になったのか。

濁流に落ちたら絶対助からないだろうな…とちょっとだけ怯む。

途中で止まってしまったので、頭上のロープを手繰り寄せ無事に対岸へ。

晴嵐荘ついたー!

昨日泊まったと思われる大勢のハイカーが食堂で談笑している。

雨具は着ていたもののメンテが悪かったのか全身ずぶ濡れ。

素泊まりに変更したい気持ちはあれど、ご迷惑をおかけするからと思い直しテント泊で。

以前、渡渉でお世話になった親父さんが出ていらっしゃったのでご挨拶。

【湯俣温泉 晴嵐荘】

http://www.seiransou.com/#:~:text=%E6%B9%AF%E4%BF%A3%E6%B8%A9%E6%B3%89%20%E6%99%B4%E5%B5%90%E8%8D%98

テント 一人1000円+一張1000円+入浴料1000円

水場あり

トイレは小屋内

テントを張る頃は小降りになってきて助かった。

この時点では私の一張だけ。

身体が乾かないから早く温泉で温まりたいが、本日は湯量が少ないため交代制らしい。

15~17:00女性、17~19:00男性、19~20:00女性、20~20:30男性。

山専ボトルのお湯で月桃紅茶を淹れ、どら焼きでやっと人心地ついた。

テントの中で音楽を聴いたり本を読んで過ごす。

いつしか雨は上がり青空が覗き、ちらほらとハイカーが到着。

職場の本棚から拝借してきた文庫本『西の魔女が死んだ』著:梨木香歩。

2ヶ月ほど読む気が起きず今回ザックに入れてきたのだけれど、これがなかなか心地よい空気感で。

そして途中でまさかの号泣。。。

テントの中で声を押し殺すのに苦労するほど。

“オバアチャンノタマシイ、ダッシュツ、ダイセイコウ”の箇所、そして主人公のまいがゲンジさんに初めて嫌悪感なしに話しかけた箇所。

私自身いわゆる繊細さんではないし、不安が強いタイプでもなく不登校も未経験。

それでも、動物に対する感性やキュウリグサのブルーに惹かれるくだり、また自然の中でお気に入りの場所を見つけるまいやおばあちゃんとの共通点が否が応でも浮かび上がってくる。

なにひとつ響かない読者もいるだろうけど、私にはドンピシャ。

こんなに心を動かされるとは自分でも驚いた。

15:00になったので早速お風呂へ。

湯温はかなりぬるく38度くらいしかないので出るに出られず。

それでも山の温泉はありがたい。

なんだかんだ1時間ほどのんびりさせてもらう。

お風呂から戻るとテントがいくつか増えていた。

夕食は萩原編集長の“なんちゃって酢豚”を久しぶりに作る。

市販のから揚げと酢豚の素で作る簡単な山めし。

たんぱく質と野菜が同時に摂れる上、甘酢あんが食欲をそそるから山に最適。

尾西のフリーズドライ赤飯とともに美味しく頂く。

山では食器を洗いたくないので、ウェットティッシュでフライパンを拭って終了。

もちろん夜にも温泉へ。

翌日ガイドさんと伊藤新道を歩く予定だけれど、自信がないと話す女性とご一緒した。

水量が多いため逆周りで竹村新道を登ってから伊藤新道を下りてくるらしい。

私は単独なので一生歩くことはないかもしれないが、実に羨ましいルートでありその女性に励ましの言葉を贈る。

湯俣岳へ

☆2日目早朝☆

テントの中でパンとカフェオレの簡単な朝食。

山で食べるパンはあえて高カロリー(400kcal前後)のモノを選ぶようにしている。

そうすると、あれもこれもと組み合わせなくてもたった1個で足りるから。

去年は展望台までだったけど、今日は湯俣岳まで行ってみよう。

念のため親父さんに登山道の様子を尋ねてから出発。

あとはランチが可能かどうか聞いておく。

材料がなくなってできないらしい、それなら下山後はカップラでいいや。

途中の崖より見下ろすと吊橋が見える。

展望台に着く頃はすっかり陽が昇って。

北鎌尾根と槍ヶ岳がチラリ。

登っている間ずっと、手嶌葵の『虹』が頭の中を駆け巡る。

眼下には湯俣川。

ぷっくり膨らんだシラタマノキ。

出会う度に「丸々と太って…」が口から出てしまう。

誰もいない静かな竹村新道。

青空がこの上なく嬉しい。

野鳥がたくさん飛び交っているが撮影は叶わず。

登山道脇に山の宝石がキラキラ。

ルビーレッドのマイヅルソウ。

やっと撮れたのは嘴が小さくてお腹が白い小鳥。

逆光で誰かわからないけど可愛くて仕方ない。

晴嵐荘 湯俣岳のペイントが登山道に。

2人くらいビバークできそうな巨木と出くわす。

ゴゼンタチバナ実が目の前に。

おぉ、これはベニナギナタタケ(紅薙刀茸)かな?

カエンタケと違って毒はないらしいけど見るだけにしておこう。

でっかいタケシマランの実。

うわーっ、ツルリンドウ繁殖エリア。

これまでも1~2個なら見かけたけどね。

おぉ、今度はアカモノ群生地だ。

このすぐ上に山頂がある。

3時間以上かかって湯俣岳(2378m)に到着。

樹林帯なので展望がないけれど…。

晴嵐荘の親父さんの言う通り、湯俣岳山頂標のすぐ上が高台になっていて。

樹林に囲まれた狭い平坦地はなかなかの休憩適地。

三角点があるからここが正式な湯俣岳なんだろう。

ここでまた私のおっちょこちょい発覚。

背伸びして木々の間から各方面の山々を見たのに。

綺麗に見えるはずの槍の穂先をなんと撮り忘れるという大失態を犯す…(爆)

そしてもっと大きな失敗がブログ公開後に発覚。

親父さんが話していた展望台は実はここではなく、山頂から7~8分歩いたところにあるとヤマレコでたった今見た。

ガーーーン!!

やはり絶対リトライしなくては。

パーゴワークス*スナップ

湯俣岳山頂にて山グッズのご紹介。

サブザックは持参しなかったので、アンバー55に水や行動食や雨具など必要な装備を入れて背負ってきた。

ここ最近はデジカメを首から下げて登山するため、干渉するサコッシュを持つのをやめた。

そうなると手元に置きたいスマホや地図などの小物入れが必要となる。

色々と検討した結果、パーゴワークスのスナップがちょうどよさそうと購入。

これがまた必要最低限のモノが入る絶妙なサイズ感。

外側の黒いネット部分は伸縮性がありカバー付きスマホは入るものの、ぶつけた時の衝撃やもしもの落下を避けるため紙チケットなど軽いモノだけにしておく。

チャックを開けると小物入れネットが両側にあり、オレンジの部分には鍵が付けられる。

ViAMO freelyのスマホケース付きiPhone13(登山中は更にジップロックでカバー)、小さな地図(ガイドブックをコピーしたもの)とペンを収納。

財布はいつもパンツのポケットが定位置だけれど、パーゴワークストレイルバンクМを追加するとちょっときつめ。

秀逸なのはチャックが全開にならないよう途中で止まる仕様になっているところ。

防水ではないが使い勝手がよくヘビロテ決定。

ここで金の干し芋を完食。

柔らかく素朴な甘味が(゚д゚)ウマー。

ピュアグミは持ち帰り。

南真砂岳。

野口五郎岳方面かな。

丸太橋が流されてなければあちらから歩いてくる予定だった。

でもさ~、どう考えてもテン泊装備では厳しいだろう。

結構なアップダウンがあるようなので。

竹村新道(下部)は癒しの森

晴嵐荘⇔湯俣岳に関しては序盤こそ急登だけれど、カラマツの落ち葉がフカフカで平坦なところもあったりして。

あくまでも私個人の感想になるが植物と野鳥が多い癒しの森であった。

下山中に見かけた大小の親子キノコ。

その先に紫色がかったキノコが落ちてた。

フカフカの登山道。

登りとは別の場所で見つけたベニナギナタタケ

苔に光が射してまさに癒しの森だよー。

目の前に突然現れたのはハイマツの松ぼっくりを突いているホシガラス。

ビックリするくらいえげつない突き方をするんだよね。

撮影できたのに動き方が激しすぎて全てブレブレ。

今度は松の木に移動してここでも松ぼっくりを物色。

不要な部分をポイポイ落としながら激しく突くホシガラス。

ほんともう、笑っちゃうくらいえげつない。

展望台に戻ると眩しいほどの陽射し。

槍方面にはガスがかかって。

羽を休めるアキアカネ。

朝は無風だったのに昼頃には風がビュービュー。

湯俣山荘チラリ。

あんなに茶色の濁流がたった一日で綺麗なエメラルドグリーンに変わった。

早朝は日陰で上手く撮れなかったママコナに再度トライ。

ピンクが可愛いね。

無事下りてきて色づいたナナカマドにご挨拶。

「おつかれさまでしたっ!!」

「You did it !!」

あぁ、これって烏帽子小屋から歩いてきたら特に実感するんだろうな。。。

今回は叶わなかったけど。

オレゴニアンキャンパー*クッカーポーチ&メスティンウォームキーパー

人が出払って静かな晴嵐荘に戻ってきた。

ピッカピカの晴天と爽やかな風が気持ちいい。

カラコロと乾いた音色を立てる竹風鈴。

あれ、私のアンバー55が投げ捨ててある(笑)。

下山してすぐ水場に直行した時だろうか。

そうだ、もう一泊分のテント&温泉3000円を支払いに行った時だわ。

ただいま!

テン場にはオレンジテントが。

晴嵐荘の物干しロープに布団やリネン類が干されひらひら気持ちよさそう。

私も濡れたモノを全部テントの外に出した。

ザック本体、ザックカバー、雨具上下、マット、スタッフサック類、財布とお札、てぬぐい等々。

陽射しのほかに風もあるためカラカラに乾くだろう。

ランチは作れないと言われた時用にカップラーメンを持参して正解。

お湯が少しぬるいけど気にしない。

この後、バリスタコーヒー(300円)を飲みたくて小屋へ。

そうそう、オレゴニアンキャンパーのクッカーポーチも仲間入り。

手前のポーチにスノピのアルミクッカー&ガスを収納(上にダイネックスのカップを載せて)、後ろのメスティンウォームキーパーに山フライパンを立てて入れ余白に食材&保冷剤。

今までは長方形のスタッフサックに全部一緒に入れていたので、ザックの中でかさ張ってしまって。

クッカーとフライパンを分けてみたらこちらのほうが断然パッキングしやすい。

暑かった夏もそろそろ終わり。

15:00の温泉も楽しみ。

一度出てから16:30にも温泉へ。

この日も夕方までにテントがいくつか張られた。

2日目夕食はフリーズドライ白飯にレトルト親子丼、きざみ海苔をトッピングしただけ。

鶏肉がゴロゴロ入ってて卵のしょっぱい味付けが美味しい~。

寝る前の20:00にも温泉へ。

夜の湯温が一番熱くてポカポカしたまま眠れるからすごく助かった。

烏帽子~野口五郎~竹村新道のツワモノ

☆3日目早朝☆

熱いカフェオレを淹れて簡単な朝食。

今回も軽量化のためシュラフを省いてきた。

昨日は雨でウェアが半乾きの時間が長かったから、少し冷えたけど今夜は大丈夫。

去年は9月末なのに夜でも暑いくらいだった。

温泉の湯温が高かったのと、時間交代制ではなくいつでも何度でも入れたおかげ。

台風で湯温が下がったり温泉自体が止まったりするのは3年前に経験ずみなので、もちろん文句などない。

いつも思うけど山の中の温泉はそれだけで充分ありがたいのだ。

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テン場にやってきたホシガラスを観察するため暫しの散策。

他のハイカー達は既に出発して誰もいない。

名残惜しいけどテント撤収。

お世話になりました。

さて、ワクワクのジップライン。

カラビナでリフトを確保してから乗車。

キャーキャー!

ひとりで大騒ぎ(笑)。

また途中で止まったのでロープを手繰り寄せ対岸へ。

晴嵐荘ありがとう。

来年は烏帽子から歩きたいな。

モンローリップいっぱい。

登山道の下から噴水のように濁流が噴き出してる箇所あり(怖)。

歩いてきた道を振り返る。

ヤマトシジミかな。

この子にカメラを向けている時、後方より鈴を鳴らした単独男性が速足で通り過ぎていく。

晴嵐荘には誰もいなかったはずだし、もしかしたら竹村新道を下りてきたのかな?と一瞬思った。

今日は平和だね。

秋の風がそよそよ吹いて気持ちがいい。

足元に咲くゲンノショウコちゃん。

ここまで来ればもう少しだ。

高瀬ダムに着くと単独男性がウロウロされていて「一緒にタクシー乗ります?」と聞かれ「あっ、さっきのかたですね」と気づいてお話をする。

私が濁沢を断念した翌朝にはすっかり水が引いて、例の丸太橋がなくてもくるぶしにも満たない水位でポンポン渡渉できたと。

信じられないけどそれが自然というもの。

烏帽子岳に登り、山頂から電話をかけて野口五郎小屋に素泊まりしたらしい。

そして今朝、竹村新道を下りてきたばかりというツワモノ。

いくら足が速いとはいえ、野口五郎小屋を早朝出発して9:30頃にジップラインの少し先で私を追い越すなんて一体どんなバケモノだよ!

そのバケモノ…いやツワモノ50代男性とタクシーを乗り継いで七倉山荘へ。

帰りのタクシー代が半額になったのでお互い助かった。

七倉山荘*温泉&ダムカレー

葛温泉まで歩きたくないので今日はここがゴール。

ツワモノさんに「駅まで送りましょうか?」と聞かれたけれど今日は七倉山荘で温泉&ランチの予定だったのでお断りし、代わりに葛温泉かじか荘の露天風呂が素晴らしいことをお伝えした。

【七倉山荘】

https://webmarunaka.com/nanakura/

日帰り温泉 680円

玄関先にシュウメイギクが咲き乱れ。

白いホトトギスも可愛い。

内湯は43度以上とものすごーく熱い。

水は足せるけどね。

髪は3度洗いした。

露天風呂が好きな私は早々に外へ。

水を少しだけ足してゆったり温まる。

はぁ~~~極楽極楽。

温泉の後はいつものダムカレー(1200円)。

あれ、トマト高いから省いたのかな?

デザートはマロンのソフトクリーム(400円)を。

七倉山荘前から裏銀座登山バスで信濃大町駅へ。

帰りのバス発車時刻が去年より少々早まった様子。

乗客は5~6名いたかな。

また来年お世話になります。

最後に

いつか烏帽子小屋にテントを張りたい。

プレイべート感たっぷりの静かな雰囲気が忘れられない。

野口五郎岳とその先の展望が素晴らしい稜線、未知の竹村新道。

山へ向かう原動力は全て好奇心から。

今回の野望は破れたが、温泉を楽しめる晴嵐荘のテント泊は楽しかった。

ジップラインもワクワク。

CTの懸念も含め来年また仕切り直そう。

*****

山から帰った日はもちろん仕事の日も記事を書く気力と時間がありません。

でも次の休みが晴れればまた山に行き…という感じで、10/9時点であと記事が2つ溜まっております。

東北の紅葉と温泉キャンプは最高に気に入りました。

申し訳ありませんが、アップできるまでもう少々お待ちくださいませ。

しおん
2011年4月、初めての登山で人生が変わった。山のとりこになって早10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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