冬山のために確保しておいた連休。
何となく、登山のモチベーションが上がらないのは仕事疲れか。
そんな時は近場で花や鳥を愛でるに限る。
去年の今頃は緊急事態宣言で休業していて、セツブンソウを見ることができなかった。
ちょうど花咲く季節なのに…と心の中で地団駄を踏んだ覚えがある。
今年は入場制限を設けて営業してくれるのがありがたい。
ということで、1日目は久しぶりの昭和記念公園へ花を見に行く。
往復のアクセス
[往路・復路]
JR青梅線にて西立川
西立川駅公園口より徒歩1分で西立川口
【昭和記念公園】
https://www.showakinen-koen.jp/
入園料 大人450円
カワラヒワの出迎え
西立川口でチケットを購入し入園すると、あちらこちらから鳥の声。
地面にいた10羽以上のカワラヒワが一斉に高い木の上へ。
黄色のお腹と海老シッポ。
う~ん、お顔が見えないよう。
そこかしこで飛び回るシジュウカラさん。
エナガの声も聞こえるけど、動きが速すぎてブレブレ。
ビタミンカラーのラッパスイセン。
いつもの場所にソシンロウバイ。
甘い香りが漂う。
日本庭園の花と鳥*ジョビ子
まずは日本庭園へ。
日本庭園の入口に白梅が咲いてた。
もうすぐ春だね。
梅の近くにいたのはふわふわのシジュウカラさん。
盆栽苑にて。
枝ぶりが素晴らしい。
梅かと思ったけどよく見たら寒桜。
白くて小さい子はヒナソウという名札あり。
初めて見る、とっても可憐な花。
濃いめのピンクが可愛い。
故郷の錦というすごい名前の梅。
白い梅もお見事。
バイカオウレンの盆栽があってビックリ。
何ともオシャレ。
仏の手とも呼ばれるブッシュカン。
面白い形の実だね。
盆栽苑を出て池の方へ歩いていると、小鳥の気配がしたのでそっと後を追う。
おぉっと、ジョビ子じゃないの!
ジョビ男には何度も会ってるけどジョビ子は今年初。
素直に嬉しい~~♫
「何見てるのよ」
わっ、こっち見た!
物陰から盗撮しているのに、いつも気づかれちゃうんだよね。(;^_^A
ジョビちゃんお姿見せてくれてありがとう♡
草むらの中でガサガサ音がしたので、気配を消して木陰でじっと待つ。
ピョコンと一瞬だけ飛び出し、また藪に隠れてしまった。
あれぇ??
ジョビ子かと思って撮影したのだけれど、PCで拡大してみたら何か違うぞ。
白い眉斑があるからウグイスかも。
やったね!
シジュウカラ軍団うじゃうじゃ。
シロハラ*ベンチのジョビ男
以前と道が違うな…とかすかな違和感を覚えながらこもれびの家へ。
その雑木林で出会ったシロハラ。
セツブンソウが咲いているのはこもれびの里。
こもれびの家、こもれびの丘は違うのでご注意を。
シロハラさんに会えたからまぁいいか。
あっ、あんな所にオレンジの小鳥が。
あは。
ジョビ男くん、ベンチの陰からこんにちは。
もう嬉しくてひとりニヤニヤ。
こもれびの里*セツブンソウ
お目当てのこもれびの里に着いた。
一番近いのは砂川口で、西立川口からだとちょっと遠い。
古い日本家屋が再現されている。
梅がほころんで。
階段を上がって小高い丘へ。
わー、セツブンソウ結構咲いてる。
セツブンソウはとても小さくて可憐な花。
白いのは花弁ではなく萼片。
通常は5~6枚のようだ。
黄色っぽい部分(蜜線)が本当の花なんだって。
こちらのセツブンソウ、白い萼片が見えているだけで13枚もある。
その代わり蜜線は少ない。
こちらは萼片が7~8枚。
丸っこくて優しい印象のグループ。
派手ではないのに、とても気になる花。
まだ寒い時期に咲くから?
モヤシみたいな茎が伸びて、こんな可憐な花が咲くとは。
黄緑色の蜜線がいっぱいの個体。
思わず数えちゃう。
22個もあるよ!
地面に這いつくばるようにして咲く。
背丈も短い。
どうやって撮ったらいいのやら。
撮影が難しい花でもある。
健気でいながら逞しい花。
それがセツブンソウ。
手の届く範囲で撮影。
殆どが遠くに咲いているので、望遠デジカメが望ましい。
セツブンソウの前では皆さん真剣そのもの。
こもれびの里のソシンロウバイ。
辺り一帯いい香り。
セツブンソウ、ソシンロウバイ、梅が同時に楽しめる。
こもれびの里はやっぱり素敵な場所。
さっきから聞こえていた「ヒッ!ヒッ!」という鳴き声。
立ち止まって姿を探すとジョビ男が枝に。
大きな声で鳴くのは雄だということが判明。
向きを変えてくれてありがとね。
シラカシの木の下で
14時を過ぎてしまい、遅めのランチタイム。
花や鳥に夢中になってるとつい機会を逃してしまう。
シラカシの木の下で。
さっきジョビ男がこんにちはしてたとこ。
一瞬でお気に入りのベンチになった。
頭の上に小鳥がやってきたので暫し観察。
メジロちゃんだ!
トンボの湿地にも小鳥がいっぱい。
シジュウカラが多い印象。
西立川駅近くで救急車のサイレンが鳴り響いている。
珍しくじっと立ち止まって聞き入るツグミさん。
その様子が可愛くて笑ってしまう。
閑散としている水鳥の池。
最後に
どんなに寒くたって、季節はちゃんと巡ってくる。
春の妖精セツブンソウがそのことを知らせてくれた。
昭和記念公園は一日で周りきれないほどの広さ。
お昼近くに到着したので、花木園とかバードサンクチュアリには寄れなかったが。
公園全体が広大なバードサンクチュアリという感じ。
ひとりでも充分楽しめる癒しの公園。
今回、お気に入りのマイベンチを見つけた。
訪れる度に少しずつ開拓していこう。