3ヶ月お休みしていた山を再開。
充電期間の直後にぴったりな雪山ゆるハイク。
去年1月、ひょんなことから大変お世話になった稲子湯さんに泊まり、温泉と料理を満喫してきました!
山行目的
●ピークは目指さず雪山を少しだけ楽しむ
●しらびそ小屋のコーヒー&チーズケーキ
●去年のお礼を兼ね稲子湯さんに宿泊、温泉と料理をとことん堪能する
去年1月、本沢温泉さんに宿泊して硫黄岳に登頂後、下山中に道を間違えてしまって。
人っ子一人いない八ヶ岳林道の分岐で途方に暮れていた際、たまたま通りかかった一台のお車に小海駅まで乗せて頂いた。
人生初のヒッチハイク。(;^_^A
稲子湯さんのご子息だったことが車中で判明した時はびっくり!
地獄に仏とはこのこと。
その節は大変お世話になり、ありがとうございました。m(__)m
自己CT
[1日目]
10:53 リエックスホテル(入口)
10:48 稲子湯唐沢橋登山口ゲート 10:53
11:13 みどり池・稲子湯分岐
12:02 みどり池までがんばって40分看板
12:33 しらびそ小屋まで2分看板
12:38 しらびそ小屋 13:00
13:50 稲子湯唐沢橋登山口ゲート
14:03 稲子湯
[2日目]
10:30 稲子湯さんの送迎車に乗車
10:49 高原のパンやさん 10:55
~~徒歩~~
11:30 白い橋
11:34 小海駅
ローカルな小海線の山旅
予め申請しておいた2連休がなんとか晴れそう。
冬季は稲子湯さんに宿泊すれば送迎して頂ける。
…が、朝は自力で行くことにした。
迎えは午後で送りが午前だと、ゆるハイクでもちょっと厳しい。。。
朝イチの新幹線で佐久平へ。
そして小海線に乗り換える。
小淵沢周りのルートよりも運賃が少し高くなるが、到着はこちらのほうが早い。
HIGH RAIL 1375(ハイレール イチサンナナゴ)が停車中!
Wikipediaによると、冬期は土日祝中心に小淵沢駅~小諸駅間の1往復だけの臨時快速列車。
あまりの可愛さに思わずパチリ。
1年ぶりの今日も晴れ。
また来たよ!
9:23発のバスに地元の人と一緒に乗り込む。
終点のリエックスホテルまでは400円。
途中で皆さんが降車し、運転手さんに「ホテルまで?」と聞かれたのでバス停手前の入口で降ろしてもらう。
まずはしらびそ小屋まで
舗装道路を下っているとオジサマの車が止まり「八ヶ岳登るの?」
「いえ、今日は稲子湯さんの温泉と食事がメインなんです」
「あぁ、稲子湯さんね」
稲子湯唐沢橋登山口の駐車場に中型バスがちょうど到着したところ。
雪山ツアーかな。
今回は登山しないけど、ゲートの手前で登山届を提出。
1年前と同じ道を歩きながら「だいぶ暖かいな、もう春だな」と感じる。
青空が嬉しい。
みどり池までがんばって40分看板。
ここからは少しだけ急な坂道になる。
でも、Wストックだけで充分。
久しぶりの雪山が楽しくて仕方ない。
誰かさんの作品に立ち止まる。
同じ想いの人がいて更に嬉しくなる。
お!もう少し。
薪を燃やしてる匂いがする。
着いた~~今日はもう登らなくていいんだよ。
ゆるハイクだもん。
お目当てのものを注文し薪ストーブにあたる。
あったかい。
コーヒーとチーズケーキのセットは700円。
普段はミルクを入れるけどスイーツがある時はブラック。
ケーキはほんのり甘酸っぱい。
「去年も来たんですが、美味しかったのでまたコーヒー飲みに来ました」と言うと、女将さんが群馬の甘いお煎餅と熱い熊笹茶を勧めてくださった。
お礼を言い出発しようとすると「リスの写真集がそこにあるわよ」
お言葉に甘え閲覧させて頂く。
泊まりに来たら本物に会えるかな?
少し気になったのは、テント泊の人が本を借りにきたことに対し(小屋を出てから)ご主人が文句を言ってたこと。
しかも休憩してるお客(私)の目の前で。
テント泊だとお金を落とさないから?
東天狗岳と凍てつくみどり池。
先ほど見たバスツアーの団体さん(30名程)が入れ違いで小屋に到着。
雪道で待機していると「さっき歩いてた人ですよね?バスから見えましたよ」と女性に言われて笑ってしまった。
女一人だったから心配してくれたのかも。
持参したチェンスパは結局使わず「あとは下るだけ~~」「楽チン楽チン」
ひとりニヤニヤ下っているともうゲートに着いちゃった。
念願の稲子湯さんにて
やった!稲子湯さんに到着。
おばあちゃんが面白いかたで、暫しお話をする。
とても94歳には見えない。
去年の顛末を話すと喜んでいらっしゃった。
お土産の苺バターをお渡しする。
そこへ女将さんが出て来られ、去年のお礼を申し上げると「息子から聞いてましたよ。お礼状も頂いて…」
笑顔で応対してくださりとても感じがいい。
お部屋は古きよき旅館の日本間。
既に炬燵がついていた。
電気ヒーターもあり。
早速お風呂へ。
女性3名が入浴中。
熱すぎて入れない時はコックをひねって冷泉を足す。
噂に違わずとてもいいお湯だ~。
いつまでも入っていたくなる。
事前に調べていた炭酸泉を飲んでみる。
本当にシュワシュワで冷たくて美味しい。
解放感ある吹き抜け。
夕食は18:00から。
だしが利いた鳥鍋、佐久鯉のお造り、岩魚の唐揚げ、わかさぎフライ、カボチャあんかけ豆腐、こごみと水菜の和え物、とろろ蕎麦、野沢菜漬け。
どれもが絶妙な味付け。
大食いの私が食べきれない程のご馳走の数々。
意地でも残す訳にはいかず、野菜のかけらや唐揚げのしっぽまでキレイに完食(笑)
今まで色々な旅館に泊まったけれど、最高に美味しかったです!
朝食は7:30から。
またまた味噌汁が沁みる。
ハムエッグ、焼き魚、納豆、ゼンマイ煮物、もずく酢、お新香。
昨夜あんなに食べたのに朝は白米お代わり。(^^;
朝も美味しかったー。
3回目の温泉を楽しんでいたらあっという間に帰りの時間。
単独女性とご一緒させて頂き10:30出発。
大変お世話になりました!
この女性は雪山はやらないが、金曜から2泊して温泉と食事とお酒をまったり楽しんだそうだ。
なんて贅沢。
ゆるハイク万歳!!\(^o^)/
高原のパンやさん、元祖ソースカツ丼
小海駅まで送って頂く予定だったが宿で調べておいた“高原のパンやさん”で私だけ降ろして頂く。
パン好きならここは外せない。
朝8:00開店。
沢山の種類のパンが並び、見ているだけで楽しい。
“助けてくれてありがとう”の赤いシールはレジで20%引き。
単なる割引の表示より気に入った。
も~可愛いすぎるでしょ?(*´-`)
ラウンドレーズン(20%引)、くるみ&クランベリー、無添加ハイソフト(半額)、カレーパンを購入。
これで1000円強だから都内より安い。
外ベンチでザックに詰めてっと。
一本道だからわかり易い。
佐久甲州街道をテクテク下って。
この白い橋を渡り右に折れたらすぐに小海駅。
パン屋さんから徒歩で約30分。
日曜はアルル定休日だけど、トイレは解放されている。
実は、まだ行くところが。
小海駅前の桔梗家さん。
本当に目の前なので徒歩0分。
【小海町観光協会・桔梗家】
http://www.koumi-kankou.jp/?p=94
元祖ソースカツ丼(850円)。
これを食べるために少し歩いておきたかった。
レビュー通りの旨さ。
カウンター、テーブル席、お座敷があり落ち着く店内。
エントランスにて金のなる木が綺麗な花をつけている。
あぁ楽しかったな。
思いきって来てよかった!
最後に
噂には聞いていたが、稲子湯さんは想像以上に素敵な宿だった。
温泉はもちろんのこと、このお値段でこんなに豪華なお料理が出てくるとは。
送迎時間は基本的に迎えが午後、送りは午前。
他のハイカーさんがいれば互いに調整して乗り合わせる。
私のおっちょこちょいが原因とはいえ、不思議なご縁で繋がった山旅。
バスがある夏にもぜひ訪れてみたい。