富士山に似た山容から出羽富士とも呼ばれる鳥海山。
2年前に会津駒ヶ岳を訪れた際こまの小屋泊の男性よりオススメされて以来、それまでの漠然とした憧れから強い願望へ変わった気がする。
それでも、気軽には行けない東北の山であり、休みが取得しにくい週末しかバスが運行しないため計画は延び延びに。
1ヶ月前に申請しておいた週末の希望休と好天が重なれば今夏は行けるかも?
ところが、頼みの綱であった象潟駅行き夜行バスが既に予約でいっぱい。
この機会を逃したら今年はもう無理かもしれない。
根気よく調べ続けると酒田駅への夜行バスなら空席があり、到着時間が遅くなるため鉾立山荘素泊まりの計画を立てる。
酒田駅周辺でどのお店で時間をつぶせるか念入りに調査。
あとは鉾立山荘と酒田駅からの乗り合いタクシーを予約する直前までこぎつけた。
とある早朝、何気なく象潟駅行き夜行バスのページを見てみたところ、キャンセルが出たようでたった一席だけ空席がある。
これは!と大急ぎでネット予約し決済まで完了。
そうなると酒田駅経由のアクセスは不要となるため、酒田駅行きの夜行バスを即行でキャンセルして仕切り直さなければならない。
実は、最終のブルーライナーと新幹線を使って帰宅する場合、温泉や食事の時間が取れないのでそれはそれで嬉しい。
やはり秋田まで行くなら温泉もグルメも楽しみたいので。
鳥海山に日帰りで登るとなると私の場合は新山の手前で撤退となる可能性あり。
CTを細かく調べた結果、外輪山はパスして鉾立から新山ピストンの計画とする。
折しも東北地方を襲った大雨被害によって登山中止になる恐れも出てきた。
東北の名峰、鳥海山に辿り着けるのか!?
もくじ
往復のアクセス
[往路]
21:50 東京駅八重洲南口⑤より夜行バス(10400円)
05:40 象潟駅前
06:20 象潟駅より鳥海ブルーライナー(要予約・3000円)
06:55 鉾立口
[復路]
16:20 鉾立口より鳥海ブルーライナー(要予約・3000円)
17:00 象潟駅
17:04 ねむの丘
**展望温泉♨&レストラン眺海?**
**ガスト☕**
22:20 象潟駅前より夜行バス
05:50 東京駅日本橋口
【遊佐鳥海観光協会・鳥海山乗合タクシー】
https://www.yuzachokai.jp/spot/taxy/
※酒田駅から鉾立口まで行けるが、到着が遅くなるため宿泊するなら利用可
※2023/7/14(金)~8/28(月)までの限定運行で平日もOK
自己CT
07:04 鉾立口BS
07:04 鉾立登山口
07:14 鉾立展望台
08:26 賽の河原
09:04 御浜小屋 09:08
09:27 扇子森(御田ヶ原) 09:28
09:40 御田ヶ原分岐
09:49 八丁坂
10:07 七五三掛 10:09
10:16 ベンチのある分岐 10:23
10:28 外輪山・千蛇谷分岐
12:00 鳥海山大物忌神社 12:07
12:25 新山 12:29
12:43 鳥海山大物忌神社 12:57
13:48 外輪山・千蛇谷分岐 13:50
13:55 七五三掛
14:19 扇子森(御田ヶ原)
14:29 御浜小屋 14:35
14:53 賽の河原
15:35 鉾立口BS
※お花や野鳥を観察しながら歩いているので、CTは比較できません
食料求めてタクシーでコンビニへ
早朝5:40に夜行バスが象潟駅へ到着。
例え独立3列であっても熟睡などできない私にとっては、長時間の試練からやっと解放される瞬間。
とても清々しい朝。
親ツバメがお口を開けたヒナに餌をあげているのが見えたが、その餌の一部を親自身がゴクンと飲み込んでいたりして笑ってしまう。
象潟駅トイレは個室が2つしかないので特に女性は争奪戦。
ベンチのある待合室と自販機あり。
真夏という季節柄、現地で食料を調達しようと考えていて水(2.35Ⅼ)以外は殆ど持参しなかったがこれが大失敗!
近くにコンビニがあるはず…と現地のオジサマに尋ねてみたところ、「歩いて15分はかかりますよ」と言われバス出発時刻に間に合わないことが判明。
“象潟駅コンビニ”で検索するとマップ上では近くに見えたけど実際は遠いのだ。
事前に読んだ登山ブログで把握していたはずなのに甘かったわ。
徒歩5分の場所にスーパーがあるそうだけど早朝5時にはもちろん開いてない。
そのオジサマがタクシーの運転手さんに伝言してくれて、一番近くのローソンへひとっ走り。
ローソンの少し先にねむの丘が見え「山の帰りにあそこの温泉に寄るんでしょ?」と聞かれ、もちろんそのつもりである旨を伝える。
とりあえず食料(朝食+昼食+行動食)を確保できてホッとした。
往復1400円という高い足代になってしまったが背に腹は代えられない。
ありがとうございました。
象潟駅の24時間営業コンビニはローソン
その少し先にセブンあり
徒歩だと15分~20分くらいかかるため、事前購入を強くオススメしておく
【ローソン象潟才の神店】
秋田県にかほ市象潟町才の神18-1
【象潟合同タクシー】
外で待っていると鳥海ブルーライナーがやってきた。
バス停に並んだ順ではなく、呼ばれた順に片道3000円を現金で支払って乗り込む形。
なので、バスが来るまでは外でパンなど食べながら待機していて大丈夫。
鉾立よりワクワクのスタート
35分ほどの乗車でメジャーな登山口である鉾立口に到着。
鉾立ビジターセンター、鉾立山荘、公衆トイレ、稲倉山荘が立ち並ぶ。
同じ敷地内の駐車場にも車がいっぱい。
天気のいい週末ということで大勢のハイカーが準備中。
鳥海山の雄姿に胸が高鳴る。
事前に記入しておいた登山届をポストインして出発。
日除け対策としてツバが広い帽子にした。
ヤマホタルブクロのお出迎え。
ピンクがかったカラマツソウ。
クルマユリがそこかしこに。
序盤はこんな石の階段。
振り返ると日本海が。
山の宝石マイヅルソウの実。
展望台にて鳥海山がチラリ。
まだまだ先は長い。
あんな遠くまで歩いて行けるのかな。
どんどん抜かれるけど気にせずマイペースで。
ミヤマツボスミレが可愛くて何度も立ち止まる。
陽射しを浴びるシロバナニガナ。
マイヅルソウも輝いて。
キュートなイワカガミ。
天国みたいな賽の河原
前方に緩やかなピークが見え、広々とした場所に出た。
歩きやすい石畳がずっと続いている。
気持ちがいいなぁ。
ベニバナイチゴ。
キバナノコマノツメ見っけ~。
このあたりからチングルマが出現。
遠くに白い花が見えズームするとヒナザクラ。
うわ~、ここが賽の河原かぁ。
小川が流れお花畑が広がって開放的なエリア。
キレイめなイワイチョウをパチリ。
イワオトギリ。
イワカガミ群生がまだ残ってる。
丸っこい花弁のチングルマ達。
青空に映えるニッコウキスゲ。
青空に向かって歩く。
急なところはなく緩やかな道がありがたい。
ボケちゃったけどヨツバシオガマ。
ほんと気持ちいい~。
まるで「私を撮って」と言っているかのようなニッコウキスゲ。
お花がいっぱいで立ち止まってばかり。
御浜小屋*鳥海湖ブルー
あ、小屋が見えてきた。
あの赤い屋根が御浜小屋かな。
予想していたCT通り。
終わりかけのハクサンフウロが愛おしい。
開いたばかりのトウゲブキ。
御浜小屋。
飲み物やカップラーメンなど調達できる様子。
御浜小屋を抜けたところで大勢のハイカーが休憩中。
それもそのはず、目の前に鳥海湖があった。
これから歩く道。
長居はせずに目標を目指そう。
これがチョウカイアザミかな、はじめまして。
ハイジの草原みたいだー。
ウサギギクがポツリポツリと。
いい感じの岩場。
御浜小屋を振り返って。
当初、鉾立山荘に泊まる予定だったけどこちらはもっと素晴らしいロケーション。
鳥海湖ブルーが美しい。
お花畑とガスが夏山の雰囲気を醸し出してる。
いつ見ても可愛いハクサンフウロ。
ハクサンシャクナゲは終盤。
トウゲブキ群生。
蜂さん大忙し。
鳥海湖の向こう側にも登山道あり、のんびり歩くハイカーの姿が見えた。
扇子森~八丁坂*ハクサンイチゲ
緩やかなピークを登ると。
御田ヶ原という山頂標。
どうやらここが扇子森(1759m)のようだ。
扇子森から望む鳥海山。
天気はいいけどガスに覆われそう。
緩やかな石畳を下るとそこはお花畑になっていた。
フレッシュなハクサンイチゲやら。
涼しげなハクサンシャジン。
ヤマハハコはまだ蕾。
巨大なハクサンボウフウ。
シロバナシモツケもいいね。
こんもりした丘一面に咲くハクサンイチゲ。
若い女性達が歓声を上げていた。
こちらは日陰のハクサンイチゲ。
素敵ね。。。
七五三掛*イワヒバリの群れ
緩やかなアップダウンはあるものの歩きやすい道が続く。
プチ渋滞中。
七五三掛(しめかけ)という場所に出た。
座らずにもうちょっと上に行ってみよう。
くねくね道を登ったところのベンチの端にて青森銘菓“ほほ紅”を開封。
青森駅前の土産店で購入した、紅玉りんごを煮詰めて作ったドライフルーツ。
往復8時間以上かかるので久しぶりにプラティパス(2Ⅼ)を使用。
歩いてきた鉾立方面の景色を眺めながら、ドライりんごをパクパク。
これは半端ない解放感。
小腹が満たされたのでそろそろ歩き出そう。
「ピィピィ」「ピィピィ」
可愛い鳴き声がするほうを見ると、数羽のイワヒバリが群れで行動していた。
逞しくて美しいイワヒバリ。
この子がリーダーなのかな。
岩の向こう側を飛び交う仲間に声をかけている。
キリッとした目つきが実に賢そう。
かけ声で仲間を上手く誘導して去って行った。
ほんの一瞬のできごと。
千蛇谷の雪渓
登りきったところでハイカー数名が休憩中。
ここが外輪山・千蛇谷分岐か~。
時間があれば外輪山も歩いてみたいけど今日はおあずけ。
左へ曲がってすぐのところにミヤマダイモンジソウ。
可愛いね。
ここから千蛇谷へ急降下。
土がえぐれている箇所や、金具が飛び出ているところがあるので慎重に。
うわぁ、なんて壮大な景色!
素晴らしいの一言。
雪渓を渡るハイカーの姿が蟻んこみたいに小さい。
こちらの雪渓はほぼ平行道なので滑り止め不要。
念のため持参したWストックは不要な荷物になってしまった。
雪渓を横断したあとに出会ったミヤマキンポウゲ。
外輪山方面の雪渓を仰ぎ見る。
雪渓をそのまま歩いてるハイカーさんもいたが、私は左側の細い登山道を行く。
こんもりと茂ったホソバイワベンケイが可愛い。
これはヨツバムグラ(四葉葎)かな?
小さい花がいっぱい。
岩陰にひっそりと咲くツガザクラ。
黄色い花はミヤマキンバイ。
一体、何万匹いるのっていうレベルのトンボにビックリ!
アキアカネだろうか。
それが登山道や岩の上にびっしり留まってて、歩く度にわさーっわさーっと飛び立っていく。
外輪山をのんびり歩いているハイカーが目視できる。
いいなぁ。。。
ここら辺だったかついつい「小屋はまだですよね?」と下山してくるオジサマに聞いてしまった。
「人が見えるところあるでしょ、そのもう少し先ですよ」と励まされて歩を進める。
時おり吹く風が涼しく爽やか。
想像していたよりもギラギラの炎天下ではなかったのが救い。
「もう少しよガンバって」
イワギキョウにも励まされる。
こんな岩々の道を登って。
鳥海山大物忌神社*チョウカイフスマ&イワブクロ
賑やかな話し声が聞こえて鳥居がある場所に到着。
鳥海山大物忌神社(御室小屋)のようだ。
やったー!
何とか予想CT通りに歩くことができたみたい。
【鳥海国定公園観光開発協議会・鳥海山の山小屋】
http://chokaizan.com/route/lodge.html
御室小屋や御浜小屋は要予約で宿泊可能
はじめましてのチョウカイフスマ。
可愛い♡
会いたかったよー。
チョウカイフスマが咲く時期に歩けたら…という長年の夢が叶う。
イワブクロにも会いたかった。
北海道から東北地方の高山帯で火山系の岩場に咲く。
去年、八甲田の井戸岳に咲くイワブクロを見たかったけど雨で断念した経緯あり。
ほんのり載ったパープルが素敵だね。
これまた可愛い♡
ガレ場を登って鳥海山(新山)へ
お弁当を食べようとして岩に座りかけ、やっぱり先に山頂へ行っておくべきじゃない?と立ち上がる。
ザックはデポし飲みかけのペットボトルだけ持って。
鳥海山(新山)の直下にて。
いよいよだ。
ミヤマキンバイ、行ってきます!
矢印に従って岩場を登る。
こういうガレ場はどちらかといえば好きだし得意かもしれない。
迷うことなく進んでいけるから。
うへー、登ったのにまた下るんだね。
下山してくるハイカーさん待ち。
更にガレ場をひと登りして新山(2236m)へ。
撮影ありがとうございます。
山頂にいたのは10名弱。
ちょうどガスってしまったけど、無事に登頂できた喜びのほうが大きい。
予想CTより遅ければ新山に登れないかも…と覚悟してたから。
狭い山頂には長居せずポンポンとガレ場を下る。
こんなところにも世界平和の祈りのメッセージが。
鳥海山大物忌神社に戻ってきた。
デポしたザックただいま。
チョウカイフスマまた撮っちゃう。
なにげに葉っぱも可愛い。
早朝、ローソン象潟才の神店で買ったおむすびセット。
タクシーを待たせていたので一目でおかずが入ってるこれに決めた。
ガスが広がり風が出てきたような。
シェルを羽織らなくても寒くはなくちょうどいい気温。
ホッとして気が抜けたままお弁当を完食。
御室小屋と外輪山は次回のお楽しみにとっておく。
とにかく時間内に下山できないと東京に戻れなくなってしまうので。
ただ、自分の経験上、登りより下りのほうがいくぶんスピードが出せるのでそれに賭けた。
多量の汗をかいたためトイレにも寄らず下山開始。
千蛇谷ピストンで下山
名残惜しくて何度も振り返りながら、リズムよく下って千蛇谷まで戻ってきた。
単独男性が立っている数m先の対岸へ渡ると土の登山道あり。
もちろん、雪渓をこのまま歩いていくことも可能。
アオノツガザクラにょきにょき。
再度、千蛇谷の雪渓を渡って。
雪渓の途中でまた振り返る。
鳥海山よ、また来るね。
「ロウロウのザック可愛いですね!」
ヒナザクラ群生地にて、唐突に知らない女性より声をかけられた。
傍らには旦那さんと思われる男性が座り込んでいる。
「あ、ありがとうございます!」
少し会話したところ、同じバスに乗る予定が疲れてしまって大休止している様子。
「間に合いますかね?」と聞かれたので「私のCT表によるとこの時間ここにいるなら充分間に合いますよ」と答えてお別れ。
結果的には、鉾立口BSでご夫婦との再会はなかったので、もしかしたら泊まりに変更したのかもしれない。
行きでは気づかなかったミヤマリンドウが植物の陰に。
ミヤマリンドウにも個性があるね。
この子は少しだけイイデリンドウに似た形をしている。
目の前の扇子森を登り返すところ。
たおやかな山容なのでお花を愛でながら楽しく登れる…はず(笑)。
シロバナトウチソウだよね。
こちらも行きでは気づかなかったお花。
ハクサンイチゲが素敵すぎてまた撮ってしまう。
扇子森にて鳥海山を振り返ると、ガスに飲み込まれる直前だった。
またねー。
きゃー、ハクサンフウロ可愛いねっ。
鳥海湖を見ながらテクテク。
御浜小屋の公衆トイレをお借りして、冷たいみかんジュース(500円)を購入。
プラティパス水はまだ700mlほど残っているけど冷たいものが飲みたい。
トンボも下山してるのか、アキアカネ軍団が一斉に鉾立方面へ向かう姿に圧倒された。
何人かに道を譲っていただき黙々と下る。
バスに間に合うことが確定しているので気持ち的には余裕あり。
ヨツバヒヨドリが「お帰りなさい」
終盤は15名ほどが一列に並んで下山しプチ渋滞していたが、鉾立展望台にて抜かせてもらう。
あーっ!ツルアリドオシじゃない。
なんて可愛いんでしょ。
稲倉山荘*鳥海山Tシャツ
7:04スタート、所々で少々の休憩を挟みながら登頂し15:35ゴール。
予想CTより早く鉾立登山口に戻ることができた。
鉾立登山口にある稲倉山荘に帰着。
鳥海カレーなどの軽食、アイスやかき氷を提供している。
とりあえずカップアイスバニラ(350円)を購入してベンチでいただく。
【環 鳥海地域観光情報発信サイト・稲倉山荘】
https://kanchokai.net/2022/08/10/post-7564/
【食べログ・稲倉山荘】
https://tabelog.com/akita/A0506/A050602/5004466/
左から鉾立ビジターセンター、鉾立山荘、公衆トイレ。
稲倉山荘から見た位置関係。
画像のバスは鳥海ブルーライナーではなくどこかのツアーバス。
【にかほ市観光案内・鉾立山荘】
https://www.nikaho-kanko.jp/topthumb/chokai.html
素泊り 1830円
【にかほ市・鳥海鉾立ビジターセンター】
https://www.city.nikaho.akita.jp/gyosei/kanko_bunka_sports/kankojoho/4286.html
ご当地限定のモンベル鳥海山Tシャツ(2860円)を購入。
男女兼用なのでSサイズ、色はダークマラードをチョイス。
紺もあったけどこちらの微妙な色合いが気に入った。
クールビズが実施されている職場でもっぱら愛用中。
汗がすぐに乾いて快適そのもの。
16:20の鳥海ブルーライナーは朝よりもガラガラ。
とりあえず予約だけしておいて、何らかの理由で乗らなかった人が多かったのかも?
人数が少なければ小さい車両に変わるはずなので。
鳥海ブルーライナー走行中。
日本海の金波が美しい。
白神岳登山を思い出すなぁ。
ねむの丘*展望温泉♨&レストラン眺海
ではでは、下山後のお楽しみ行ってみよー!
象潟駅で降車せず、日帰り温泉や食事ができるねむの丘まで乗車。
【道の駅象潟 ねむの丘展望温泉】
https://www.kisakata.nemunooka.jp/blank-7
日帰り温泉 大人90分 450円(モンベル割引50円で400円)
※券売機で購入してもカードを見せれば50円返却される
展望温泉と謳っているだけあって、大きな窓からの日本海の眺めが素晴らしい。
ただし夕方は西日が強すぎて洗い場がものすごく暑かった。
無料の足湯もあるみたい。
食事をするなら、平日はラストオーダーが18:00なので遅くまでやっている温泉をあと回しにしたほうがよさそう。
私と同じプランの単独女性2人とお話したが、実際に食事を先にしている女性もいらした。
土日はラストオーダー18:30でギリ間に合った感じ(汗)。
ねむの丘レストラン眺海で夕食。
海鮮丼(1550円)に岩ガキ(800円)をプラスして。
ご飯の量が少なめだけど、大変美味しゅうございました。
そして、日本海の夕陽。
レストラン眺海からもバッチリ見えるけどね。
20名以上の観光客&ハイカーがふれあい広場に集結してこの景色を鑑賞している。
有名な西施像。
中国四大美女のうちの一人。
今日も素敵な一日が終わる。
東京から遥々来た甲斐があったというもの。
夕陽が沈んだあとも夕焼けが綺麗。
ガストで時間つぶし*パンケーキ&ドリンク
東京行き夜行バスの発車時刻まで3時間以上。
ずっと外にいる訳にもいかないので。。。
19時すぎ、ねむの丘の目の前にあるガスト象潟店へ。
徒歩圏内のお店はガストくらいしかない。
ちなみに21:30ラストオーダーで22:00閉店。
チョコバナナパンケーキ(650円)+ドリンクバー(セットだと300円)。
ブレンドコーヒー、トロピカルアイスティーなど数杯飲んだかな。
んも~、さすがにお腹いっぱい(笑)
下界のニュースチェックや画像転送をしていたら21:40になったので、徒歩で象潟駅へ向かう。
大きな道路なのに街灯が少ししかなく、コンビニや自販機の灯りがあるとホッとするくらい真っ暗。
ガスト象潟店からゆっくり歩いて20分ほど。
夜の象潟駅。
田舎の小さい駅だから不安になるけれど、ちゃんと時間通りに夜行バスがやってきた。
長時間の乗車を経て東京駅に到着。
同じく独立3列でトイレありコンセントありの車両。
厚めのブランケットが用意されていてありがたかった。
行きも帰りも夜行バスのプランは、ウトウトするだけで眠れない私にとっては結構キツイものがある。
帰宅して朝食を摂ったら眠くなり日曜は一日中ダラダラ過ごしてしまった。
仕事のない日しかこの帰りかたはできないな…。
最後に
ここまで長々とお読みいただきありがとうございます。
天候に恵まれたお陰により、長年の憧れであった鳥海山に登ることができた。
序盤から見晴らしがよくて歩きやすく、天国のような草原に広がるお花畑や水をたたえた鳥海湖、たおやかな稜線歩きにガレガレの岩登り…と様々な変化に富んで飽きることがない。
ガスってさえいなければ新山からの大絶景も楽しめる。
今回つくづく思ったのは、東京からの鳥海山を日帰りにしてしまうのはもったいないということ。
前泊で激安の鉾立山荘に泊まるのもいいけれど。
鳥海ブルーライナーのダイヤが12:40のあとは16:20までないので、前泊だと温泉に入れなくなってしまう。
健脚ではない私の場合、夜行バスを利用して新山に登頂したあと外輪山を周回してゆっくり下山できる後泊がいいのかな。
もしくは山頂御室小屋に宿泊とか。
いずれにしても、また訪れたい素晴らしい山である。
秋田県内の豪雨災害により被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧をお祈りいたします。