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秀麗富嶽十二景*笹子餅もって笹子雁ヶ腹摺山~お坊山 2024/12/3(火)

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寒い季節になるとやっぱり気になる秀麗富嶽十二景の山々。

何故なら富士山が綺麗に見えるから。

特に12月は晴天が続き絶好の登山日和となる。

公共交通機関だけでアクセス可能な山がターゲット。

笹子雁ヶ腹摺山という一風変わった名前の山に決めた。

【大月市観光協会・秀麗富嶽十二景】

https://www.otsuki-kanko.info/page/mountain-map

往復のアクセス

[往路]

07:57 中央本線にて笹子

[復路]

15:24 甲斐大和より中央本線

15:41 大月

15:57 大月よりかいじ36

自己CT

08:24 笹子駅

08:43 追分BS

08:57 新中橋BS(登山口)

10:39 笹子雁ヶ腹摺山 11:02

11:34 分岐(展望台) 11:37

12:07 米沢山 12:10

12:52 お坊山 13:02

13:06 分岐

13:27 大鹿峠 

**ルート不明瞭で行ったり来たり**

13:50 大鹿峠

14:32 ゲート

14:36 分岐

15:05 甲斐大和駅

楽しい国道あるき

今日もいい天気♪

笹子駅からスタート。

ちょっとその前に寄るところが…。

笹子餅で有名なみどりやさんは笹子駅からすぐ。

ところが何を勘違いしたのか反対方向へ歩き出してしまう。

行けども行けども店が見つからず、途中で気づいて戻ったところ。

道迷い名人は下界でもこれだもの…(笑)。

朝7時から開店なので山行前に笹子餅をゲットできるのがありがたい。

丸々太った実。

アケビに似てるけど形がもっと無骨な感じで季節もずれてる。

グーグル先生によるとムベと出てきた。

同じアケビ科の常緑植物らしい。

いつも可愛いヒメツルソバ。

ピラカンサの実が青空に映えて。

民家の窓際に猫が7匹ほど、ひしめき合いながらひなたぼっこ。

猫団子がすごすぎて思わず笑った。

おぉ、大好きなツルウメモドキ。

国道20号を歩いていくと山の上に白いモノが。

ズームしてみるとやっぱりあれだ!

…ということは、あそこが笹子雁ヶ腹摺山だよね。

うへー、あんな上まで登るのか。。。

急登に次ぐ急登

前方にコンクリートの坂道が見えてきた。

笹子雁ヶ腹摺山の登山口。

すぐ近くに新中橋BSあり。

薄暗い樹林帯を抜けて明るい場所へ。

黄からオレンジのグラデーションが美しい。

ホコリタケ見っけ。

控えめにパフッとひとつき。

ヤマップで見ていた工事用ヘルメットがあった。

もうね~、さっきからずっと急登なのよ。

登山口付近で拾った枝ストックが役に立つ。

・1188地点。

緩やかなのはこの辺だけであとはほとんど急登。

静かな笹子雁ヶ腹摺山

時間的にもうそろそろかな…と思い始めた頃。

あ、さっき国道から見えた白い反射板だ。

振り返ると枝の隙間から富士のお姿がチラリチラリ。

富士山はここが一番よく見えたかな。

やったー!

笹子雁ヶ腹摺山(1357m)着いたーー!!

渡り鳥の雁の群れが尾根の上を腹をするように飛んでいく高い山、というのが名前の由来らしい。

ひとつしかないベンチに先客がいらっしゃるので、岩の上でランチライム。

ちょうど笹子峠方面から登ってきた単独男性にご挨拶。

南アも枝が邪魔してよく見えず。

アップダウン厳しい米沢山

ゴールはまだ先なので進むことに。

落葉フカフカの快適な尾根。

ただし、最初だけね(笑)。

縦走路の途中で富士の頭。

雪面がテッカテカで眩しいくらい。

これから歩く山々。

下降して登り返すんだね。

落葉を踏みしめ黙々と下る。

分岐近くの展望台より笹子雁ヶ腹摺山。

例の反射板も見える。

狭いけどホッとできる展望台。

笹子の街かな。

テッカテカも遠くに薄っすら見える。

鎖場の難易度は高くないのだけれど、とにかくやたら急登で。

角ばった岩や木の根っこを掴みながら。

米沢山(1357m)。

結構ヘトヘト。

木々に遮られ展望はそれほどでもなく先へ進む。


大菩薩方面。

暖冬のせいかツツジが狂い咲き。

ここがトクモリ?

特に看板もなかったような。

ちょっとわからん。

眺めのいいお坊山

いよいよ最後のピークか。

やっとお坊山(1430m)に到着。

この二股になってる木が休憩適地。

お坊山は眺めが素晴らしくて気に入っちゃった。

特に南アがバッチリ。

左から農鳥岳~間ノ岳~北岳。

右端のピークが甲斐駒ヶ岳。

聖岳~赤石岳~悪沢岳。

そして八ヶ岳。

どの山も冠雪が少ないのはやはり暖冬の影響か。

さてと、朝ゲットした笹子餅(5個入500円)をここで開封。

ワクワク♫

このパッケージがレトロで素敵なのよね。

プラスチックを一切使っていないのもいい。

“名物にうまいものあり笹子餅”

粒あんがぎっしり入った笹子餅は、笹子峠の力餅として親しまれてきた銘菓。

昔は中央本線内でも買えたようだが、現在はみどりやさんと笹一酒造さんのみの販売。

大きさもちょうどよく柔らかくてウンマイ。

ここまでがんばったご褒美。

翌日に残りを食べたけど柔らかいままで美味しかった。

【食べログ・みどりや】

https://tabelog.com/yamanashi/A1905/A190501/19003765/

ではそろそろ下りましょ。

お坊山から見える道も落葉フカフカでいい感じ。

またやらかした道迷い

笹子雁ヶ腹摺山からお坊山までアップダウンは厳しかったものの、わかりにくい箇所は全くなかった。

落葉に埋もれていても踏み跡はちゃんと目視できたから、この時点では楽勝とか思っていて。

ふんふん、大鹿峠ね。

ホオノキの落葉が敷き詰められた道を進み。

大鹿峠に着いた。

景徳院の指す方向は崖で進入禁止のロープあり。

とりあえず大鹿山方面へ歩を進める。

少し行った先から左へ曲がる道があるのだと思っていた。

ところが、緑の看板があり甲斐大和駅は反対(大鹿峠方面)を指しているではないか。

この先は大鹿山へ続く道があるだけ。

ここで行きつ戻りつして時間を費やす。

景徳院は方向的にも間違っていないはずなんだけど…。

結局さきほどの看板まで戻ることに。

そこでふと見上げるとピンクテープがあった。

なんだ、こっちだったか!

景徳院の指す方向は、崖下ではなく上へ登ったところから左へ続いている。

この黒いプラスチック階段を登るのが正解。

鉄塔が見える手前まで登ると薄汚れた看板が。

(左側のピンクテープが張られたトラバースが正しい道)

そうそうこれこれ!

ヤマップで見ていた看板には大鹿峠下山口と記載あり。

はぁ助かったと胸をなでおろした。

まだ綺麗な紅葉が残っている。

こんな平和な道を歩ける喜びをかみしめて。

ここまで来ればもう大丈夫。

景徳院方向へ。

下界の紅葉が一番綺麗だった?

皇帝ダリアのピンクに立ち止まる。

甲斐大和駅の猫

国道を歩いて橋を渡って。

本日のゴール甲斐大和駅に到着。

人っ子一人いないよ。

すぐ近くにある雅さん(食事処)が気になるが、土日祝しか通し営業をしていないので今の時間帯は準備中。

いつかここでほうとうを食べたい。

【食べログ・雅】

https://tabelog.com/yamanashi/A1901/A190104/19006944/

誰もいない甲斐大和駅の黒ソファにて、電車を待ちながらおやつタイム。

まさかこの一品が招き猫になるとは…。

「アオン!」と一声鳴いたのはこの子。

「えっ?」

嘘でしょ、こんなことってある?

だるまさんが転んだみたいにソロリソロリ近づく。

どうやらお腹を空かせた猫ちゃんが、人の気配を察して駅まで様子を見に来たらしい。

この位置から黒ソファの人影は見えないはずなんだけど。

申し訳なさそうにうなだれる猫ちゃん。

「ワオン」

「ごめんね、何も持ってないんだ」

「ニャオン」と悲しそうな声。

植物の種が身体に付いちゃってるのがまた可愛い。

「ごめんよ…」

「アオン」

人が多い週末は登山者から何かをもらってたのかな。

柵の中へ入り植木鉢の水を飲んで空腹をしのいでいた。

グレーとベージュのお洒落な三毛ちゃん、またね。

そういえば、この日のお供は猫関連の文庫本だったのを後から思い出した。

行きも帰りも猫に会えるとはまさに猫引き寄せの術。

『伝言猫がカフェにいます』 著:標野凪

最後に

笹子雁ヶ腹摺山からお坊山を経て甲斐大和駅への縦走は、アップダウンが厳しくヘトヘト。

個人的には、眺めが素晴らしいお坊山が一番のお気に入りとなった。

笹子餅は最適な行動食となるので山行前の購入がオススメ。

急登を登りきった山の中で笹子餅を食べながら、昔の旅人に思いを馳せる。

帰りのお土産にもいいけどね。

ここ最近の反省点として、色んな山で立て続けにルートロスを繰り返しているため、次回はちゃんとジオグラフィカで軌跡をダウンロードしておかなくては。

しおん
2011年4月、初めての登山で人生が変わった。山のとりこになって早10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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