だいぶご無沙汰している丹沢エリア。
他の山は裏年といわれるシロヤシオ、丹沢では変わらずすごい花付きとの情報を得た。
4日前の金曜に訪問する予定が諸般の事情により断念せざるを得なくなり。
ピークは過ぎているかもしれないが、今日こそは行かねば。。。
久しぶりの檜洞丸、そして一度も歩いたことのない石棚山稜を周ってみたい。
ちなみに、西丹沢はオンシーズンでもヒルはいないとされている。
今日の一冊は『山小屋主人の炉端話』 著:工藤隆雄
実際にお話したことがあるご主人のお顔や山小屋を思い浮かべながら読む。
なかなか面白くてほっこりする話が多い。
往復のアクセス
[往路]
08:10 小田急小田原線にて新松田
08:25 新松田駅北口よりバス(温泉なし往復割引2180円)
09:40 西丹沢VC
[復路]
17:05 西丹沢VCよりバス
18:14 新松田駅北口
18:20 新松田より小田急小田原線
【富士急湘南バス・西丹沢山北エリア・時刻表&路線図】
http://www.syonan-bus.co.jp/rosen/
★往復券・セット券の料金案内★
http://www.syonan-bus.co.jp/pdf/rosen/fare/otoku-ticket_02_2022.pdf
自己CT
09:50 西丹沢VC
09:56 ツツジ新道入口
10:33 工事中のアルミ橋
*倒木箇所ルートロス*
10:50 ゴーラ沢出合 10:51
10:52 階段
12:46 展望園地 12:49
13:14 ツツジ新道・石棚山稜分岐
13:30 檜洞丸 13:43
13:57 ツツジ新道・石棚山稜分岐
14:06 ユーシン分岐
14:17 テシロノ頭
14:20 テシロノ頭(木の道標)
14:35 箒沢公園橋3.9㎞
14:45 石棚山
14:47 玄倉分岐
14:52 ヤブ沢ノ頭
15:20 板小屋沢ノ頭
15:54 滝
16:09 4連の鉄梯子(下部)
16:12 顔の堰堤
16:16 キャンプ場炊事場
16:17 箒沢公園橋BS
16:33 西丹沢VC
久しぶりの西丹沢
新松田駅北口では平日でもそこそこのハイカーが待機中。
急いでトイレを済ませ、バスチケットと駅前セブンでパンを1個購入して列に並ぶ。
何とかギリギリで空席をゲットできた。
約70分バスに揺られ、西丹沢ビジターセンターに到着。
曇り優勢のはずが朝から晴れてくれてラッキー。
【神奈川県立 西丹沢ビジターセンター】
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/
沢の側でゆるキャンもいいね~。
【ウェルキャンプ西丹沢】
ツツジ新道入口から入山。
新緑と木漏れ日が気持ちいい道。
オオルリ、キビタキ、センダイムシクイ、ホオジロ、ミソサザイ、ホトトギスなどの声が聞こえる。
途中で開ける展望。
工事中のアルミ階段を通過。
この後のコルにて、大きな倒木がありロープを掴んでとっさに登ってしまう。
でも倒木の上は道がなくて急登、先ほどのオジサマも誰も登ってこない。
えぇぇ…こんなところで道迷い?(笑)。
「ゴーラ沢出合に下りるのにどうして登るの?」と気づき、下を見るとちゃんと登山道があるではないか。
急坂を尻セードで下りて登山道に復帰。
ふ~~、何回も来ているのに何やってんだろ。
まもなくゴーラ沢出合。
飛び石づたいに問題なく渡渉できた。
すっかり初夏の陽気。
オレンジの輪っかが可愛いマルバウツギ。
ギンリョウソウ家族が点在している。
新緑に彩りを添えるヤマツツジ。
足元にはクワガタソウがこれでもかと咲いている。
クワガタソウの誘惑に負け、何度も足が止まってしまう。
シロヤシオ間に合った!
白い花が地面に落ちているから、もうそろそろかな~。
ゆっくり登っていくと頭上にシロヤシオが現れる。
久しぶりに見たシロヤシオ。
何年も来ていなかった。
ツルキンバイもあちらこちらに。
トウゴクミツバツツジとシロヤシオのコラボ。
やっと展望園地に出た。
ここまでが結構キツイ。
シロヤシオもわさわさ咲いてる!
以前から何故かここが好きなんだよね。
とても心が落ち着く場所。
すごーい!!
シロヤシオがわんさか。
今日ここに来られてよかった。
満開に間に合ったみたい。
葉っぱも可愛いシロヤシオ。
シロヤシオのトンネルを潜って。
立ち止まっては見上げて…の繰り返しで足が前に進まない。
シロヤシオに囲まれて幸せ~~~!
花のピークは先週だったのかもしれないけど。
充分綺麗だよ。
控えめな黄緑色の模様がいいね。
う~ん素敵っ。
トウゴクミツバツツジを近くで。
青空バックのシロヤシオ。
はぁ~、ほんと来てよかった。
前にいた人達、いつの間にか誰もいなくなる(笑)。
シロヤシオの大木。
丹沢はやっぱりすごいわ。
そのシロヤシオをズーム。
ツツジ新道・石棚山稜分岐。
帰りはここを右へ。
2017年5月に丹沢馬蹄形をやった時、檜洞丸からこの先のユーシン分岐までは歩いていたようだ。
ここにもシロヤシオ。
この枯れ木があったら山頂は近いはず。
しかしキツイのなんの。
4年前に比べて確実に体力落ちてる。
同じルートを3時間で登頂してたのに、今日はもっとかかっていそう。
あぁ着いた。。。
やっとのことで檜洞丸。
皆さん賑やかに休憩中。
ベンチの端っこに座らせてもらい、スマホを取り出してみるとまさかの13:30。
既に予定していた下山時刻じゃないの!
汗冷えして少し肌寒いので、ワークマンのレディース高撥水シェルジャケットを羽織る。
薄手なので長Tに重ねるにはちょうどいい。
写真など撮ってる暇などなく慌ててランチを済ませる。
濃厚たまごのタルタルフィッシュ、温かい紅茶、無印メープルバウムを半分だけ。
持参した柑橘類は持ち帰り。
急ぎ足で石棚山~箒沢
さてと、そろそろ下山開始。
「ツピチ、ツピチ、ツピチ、ツピチ、ツピチ…」
この鳴き声はヒガラちゃん。
【サントリーの愛鳥活動・ヒガラ】
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1480.html
鳴いてる鳴いてる!
可愛い♡
ハウチワカエデの新緑も素敵。
少しガスってきた。
マイヅルソウがそこかしこに。
石棚山は初めて。
こんな細い道があったりしてワクワクする。
ただ、最初からアップダウンがありちょっぴり後悔。
ツツジ新道より少し距離が長いので、登りでバテた足が心配に。
それでも知らない道への好奇心を抑えられない私。
一番心配なのは最終バスに間に合うかどうか。
17:05を逃したら洒落にならないもんね。
そこで、転ばない程度に飛ばすことにした。
こちらの道にもシロヤシオ咲いてるよ。
落ちてる花が多かったけど。
ツツジ新道のほうが花数は多いものの、こちらもなかなかいい。
丹沢にしては人が少なく静かな山歩きができる。
とはいえ、のんびりできないから階段は駆け下りて。
ここも何となくお気に入りの場所になった。
ツルキンバイとクワガタソウはずっと一緒。
だーれもいない。
奥に設置されているベンチがいい感じ。
懐かしさが込み上げてきて不思議に感じながら通過。
5年前の丹沢馬蹄形では、この分岐をユーシン方面へ下っていたことを帰宅してから思い出したのだ。
なので、厳密にはここから箒沢公園橋が初めての道となる。
単独女性とすれ違ったのはこの辺だったか。
テシロノ頭。
少し先に、テシロノ頭の古い標識も。
個人的には木材の標識が好きだな。
美しいブナの森。
緩やかな下り階段。
気持ちいい~。
鳥の声に合わせて急ぎ足。
おぉ、ヤマップで見ていた苔の倒木が目の前に。
ガスって展望ないけど石棚山。
玄倉方面の分岐。
ヤブ沢ノ頭。
距離的にほぼ中間地点。
自分の備忘録として載せておく。
きゃ、クワガタソウの群生。
木の根っこをよじ登って。
結構な激下りもある。
板小屋沢ノ頭。
もうここまで来れば大丈夫かな。
2人の単独男性に道を譲ってもらい、一気に飛ばしてきた。
流れ落ちる沢。
ミソサザイのさえずりが遠くで聞こえる。
そろそろペースを落としても大丈夫だろう。
気持ち的には一段落。
片側が崖の細尾根に気をつけながら。
これも、ヤマップで見ていた4連の鉄梯子。
下りてから撮影。
あっ、花瓶山と同じやつだー。
キャンプ場の炊事場横。
箒沢公園橋。
あとは西丹沢VCまで車道をテクテク。
ハコネウツギかな?
こちらにもマルバウツギ。
下山したらまた青空が。
西丹沢VCに無事帰還。
箒沢公園橋から徒歩15分くらい。
「ええと、クランチシュガーコーンください!」
小さいからたったの100円。
自販機で冷たいミルクティーを買い、残り半分のメープルバウムにかぶりつく。
登りがめちゃくちゃ遅いぶん、下りは割と速く歩けるので余裕で間に合った。
口を動かしながらも半ば放心状態で17:05のバス待ち(笑)。
最終バスは朝よりも空いていて全員座れた模様。
最後に
シロヤシオが咲く時期の檜洞丸は大人気の山。
先週はもっとすごかったらしい。
私の場合、始発のバスには乗れず8:25のバス一択となってしまう。
思えば丹沢エリアはキツイ山が多い気がする。
足攣りこそなかったものの、翌朝早々筋肉痛に。
それでも、満開のシロヤシオに囲まれてしあわせいっぱいの山行となった。
人が少ない石棚山周回も楽しかったし。
欲を言えば、急ぎ足ではなくもっとゆっくり歩いてみたいところ。
清楚で美しいシロヤシオ、咲いててくれてありがとう!
また来るね。