お天気がいいので迷わず栃木のみかも山へ。
カタクリやアズマイチゲの開花は陽射しに左右されるため、晴れの日を待っていた。
往復のアクセス
[往路・復路]
両毛線にて岩舟
岩舟駅より徒歩約40~50分で東口駐車場
【みかも山公園】
https://www.park-tochigi.com/mikamo/
カタクリの園は木道工事中のため立ち入り禁止となっています
現在カタクリが見られる群生地は、大田和地区(中岳山頂手前の東面)です
春を告げるヒバリ♪
ちょっとしたローカル線の旅。
電車の接続がよくなく、待ち時間が長いのでやっと着いた。
更に、公共交通機関利用者は岩舟駅から歩かなければならない。
これが結構長いのよ~。
田んぼ道をてくてく。
この道のどかで好きなんだよね。
ただ、ゴミは相変わらず長年放置されている。
どういう気持ちでここにゴミを捨てるんだろ。
こそこそ隠れて捨てに来て、得したとかラッキーとか思っているのか?
ネモフィラの群生地みたいになってる。
近くで見ると、ホトケノザもとびきり可愛い。
途中からいつもとルートを変えてみたら、予想外の出会いが。
この時期に田んぼ道などで聞こえる「ピーチクパーチク」の鳴き声。
上空を確認してもヒバリの姿はない。
ヒバリは空で羽ばたきながら鳴くものとばかり思っていたけど。
田んぼの中をよーく観察すると。。。
あっ、いた!!
「ピーチクパーチクピーチクパーチク!」
鳴きながらこっち見てる。
口の中がオレンジ色。
初めて見るヒバリさんの姿に感激。
頭の毛が逆立ってるので雄だね。
鳴き声だけは色んな場所でよく聞いてた。
平地でも山でも。
いや~、今日会えるとは。
あれ?逆立ってた毛が元通りに。
ヒバリさん、お姿見せてくれてありがとね。
素敵な歌声も。
撮影できたのはPowerShot SX70 HS のおかげ。
お次はシメさん。
雑木林みたいなところで。
この先は民家の玄関先で行き止まりになり引き返す。
ローカルエリアあるある。(;^_^A
ここからはみかも山公園の西口が近い。
今日は時間がなく、山頂は経由しないのでまっすぐ東口を目指す。
ヤマルリソウの白花に似た花が路肩に。
調べたところ、ムラサキという花がヒットした。
白なのにムラサキとはこれいかに。。。
電線の上で美しい鳴き声がする。
セグロセキレイさんかな?
別の個体かもしれないけど、また会えたね。
雪割草を販売している岩船園の屋根にて。
とちぎ花センターの桜が満開。
可愛いジョビ子との出逢い♡
そして。。。
みかも山公園の東口に到着。
とちぎ花センターの脇にある池の対岸にて鳥の気配が。
暫しの間、立ち止まって観察。
ようやく鳥のシルエットを探し当てた。
えっ?
この可愛い子ちゃんは一体誰?
もう目が釘付け!
水面に反射した光が小鳥のお腹に当たってキラキラ☆彡
なんという素敵なシチュエーション。
小首を傾げてこちらを見たり、水面を眺めたり。
ふわふわもこもこで、きゃわいい!!
もしかして、ルリちゃん雌かなぁ?
でも、脇腹のオレンジ色が見えないんだよね。
ジョビ子の白い斑点も見えないし。
尾の内側部分がかすかにオレンジで、顎の下が白くないからジョビ子の幼鳥かも。
とにかく理屈抜きで可愛い♡♡♡
林の中の小径を歩いていくとガサガサッ。
ツグミさんだ。
終わりかけのザゼンソウ。
控えめな鳴き声のメジロさん。
「今撮っていたのは何ですか?」とバーダーさんに聞かれる。
湿生植物園の奥にあった素敵な雰囲気の池。
河津桜の下で
東口の桜広場へ。
いつ見ても桜はいい。
しあわせな気持ちになる。
桜の木の下で私もランチにしよう。
芝生にじっと座っていると、陽射しが強すぎて暑いくらい。
鴨さんが寄って来たので「何もないよ」と言うと離れて行った。
言葉わかるのかしら。
もう一度、桜を堪能して。
シジュウカラのぼやき*ヤマガラのさえずり
では、お次の目的地へ。
カタクリを見に行かなくちゃ。
この看板に従って舗装道路を歩く。
シジュウカラさんが何かを一生懸命突いている。
虫の卵か何かかな?
「なかなか割れないんだよ……ヨシッ!向きを変えて」
「うーん、もういっちょ!」
「ふ~~、つかれたよ」
そんな風に言ってそう(笑)。
お、今度はヤマガラさん。
くりっとしたお目目がキュートだね。
「ツツピーツツピーツツピーツツ」
綺麗なさえずりを響かせていた。
サンシュユ満開。
カタクリ群生地 大田和地区へ
大田和地区のカタクリは初見。
ここは知らなかったし、来たことがない。
丸太の階段を上がると、カタクリがわんさか咲きだしていた。
おぉ、アズマイチゲとの競演。
手前に黄色いオシベになってるカタクリがいるね。
カメラ目線のアズマイチゲ。
桜模様がくっきりの美人さん。
下の方は日陰だけど、この辺りは日当たり良好。
カタクリが咲き乱れてる。
今日、来てよかった!
群生地の最上部は、また日陰になる。
そろそろ下りなくては。
雪割草を求めて
それでは、もうひとつの目的地南口へ。
オオミスミソウには会えた。
ただ、何というかショックを隠し切れない。
シュゼンジカンザクラ。
ヒヨドリがひょっこり。
さきほどランチした東口に戻ってきた。
時間がおしているので、急ぎ足で岩舟駅へ向かう。
青空に映えるレンギョウの黄色。
1時間に1本しかなく、どうしても15:22の電車に乗りたい。
急げー!
踏切を渡るまで断続的に走って何とか間に合った。
最後に
カタクリが見頃となるこの時期に、わざわざ木道を工事するなんて…とも思ったけれど。
大田和地区でカタクリ、アズマイチゲ共に見られたことに感謝する。
それよりも、大変残念に感じたのが雪割草の花が明らかに減っていたこと。
以前は保護地の真ん中にも複数の花が咲き、どれを撮ろうか迷うくらいだった。
ズームが利かないカメラだともちろん撮影は難しかったけれど。
近くに咲いている個体を探せば、それなりに見つけることができた。
訪れた時期が以前より少し遅かったのもあるが。
オオミスミソウは殆ど咲いておらず、深緑色のほふく性植物に駆逐されていたような感じ。
盗掘された可能性も否めない。
みかも山公園でオオミスミソウを楽しむことは、もうできないかもしれない。
サプライズな出逢いがあって嬉しい半面、何か心に引っかかったような気持ちで帰路についた。