1週間前に体験した涸沢初テント。
テン泊者にも優しい涸沢ヒュッテの快適さがとても嬉しい。
燃えるような朝焼けとパノラマルートからの大絶景。
もう一度訪れてみたいという気持ちが高まる。
今年は涸沢に焦点を合わせ休みを確保しておいたので、他の選択肢はない。
せっかくの3連休、前回は1泊のみで帰宅したけれど。
2泊しちゃおうか?と前日に思いつき、更にワクワクが加速。
それなら余裕で北穂ランチが叶うよ~!
往復のアクセス
[往路]
22:25 バスタ新宿より夜行バス(WEB割7700円)
05:15 上高地バスターミナル
[復路]
15:00 上高地バスターミナルより高速バス(WEB割7700円)
19:46 バスタ新宿
【さわやか信州号・新宿~上高地】
http://sawayaka.alpico.co.jp/route/kamikochi/shinjuku/
ハイウェイバスドットコムで予約、クレジットカード決済にした場合はWEB割が適用となります
自己CT
[1日目]
05:48 上高地バスターミナル
05:52 河童橋
06:30 明神
07:11 徳沢公衆トイレ 07:14
07:17 徳沢
07:30 新村橋
08:09 横尾 08:24
09:30 本谷橋 09:36
10:48 Sガレ
11:28 涸沢ヒュッテ、小屋分岐
11:40 涸沢ヒュッテ
11:42 テン場
[2日目]
08:15 テン場
09:21 鎖場の下 09:24
10:32 北穂分岐
10:42 北穂高岳 10:49
10:50 北穂高小屋 11:35
11:36 北穂高岳 11:39
13:30 涸沢小屋 13:45
13:49 テン場
[3日目]
07:32 テン場
07:35 涸沢ヒュッテ 07:39
08:46 本谷橋 08:49
09:44 横尾
10:33 徳沢園 10:55
10:57 徳沢公衆トイレ 10:59
12:21 河童橋
12:39 上高地温泉ホテル 14:24
14:42 上高地バスターミナル
ガスガスの上高地~涸沢
上高地到着時はガス、霧雨。
10月ともなればさすがにひんやり、薄手のシェルを羽織る。
トイレに行きがてら登山届を投函。
現地で記入する時間がもったいないので、最近は自宅で準備して出かける。
持参したコンビニおにぎりを1個だけほおばる。
雨具を着るほどではないのでそのまま出発。
大混雑の徳沢テント。
徳沢には猿の親子がいっぱいで笑ってしまう。
我が物顔でテン場を闊歩して、登山道脇で毛繕い。
ぴったり寄り添っていた親猿が子猿の背中をいきなり押し、子猿が慌てて走って行く。
躾の一種だろうか?
一瞬、陽が射して虹が出たのを見逃さなかった。
横尾のテン場。
トキ色さんがいる。
手前のベンチでチャーハンおにぎり休憩。
止んだと思った霧雨が小雨に変わったので、ついに観念してここで雨具(上だけ)を着る。
本谷橋すれ違い待機中。
この頃には既に雨は止んでいた。
小雨程度で本当に助かった。
この分岐までくればもう少し!
また来ちゃった涸沢カール
涸沢ヒュッテには、前回より少しだけ早く着いた。
【涸沢ヒュッテ】
https://www.karasawa-hyutte.com/
通路から近くて少し窪んでいる場所に設営。
コンパネの在庫はまだあったけど、あの重さがイヤで今回は利用せず。
ボコボコしてるところに無理やりマットを敷いて寝るつもり。
温かい汁物が食べたい。
今日こそラーメン♪
東大天井方面に晴れ間。
イワツメクサに、また来たよ~とご挨拶。
前回より紅葉が進んでいる。
テントの中でまったり過ごす。
テン場ではスマホの電波は入ったり入らなかったり。
運よく入っても不安定なため、ずっと機内モードにしておいた。
天気は水曜までいいはずなので気にせずに。
10年以上使っていたiPodが壊れてしまい色々と調べた結果。
純粋な音楽プレーヤーが欲しくてA55に決定。
前夜、仕事が終わってから秋葉ヨドバシへ向かいウォークマンを購入。
他ネットショップのほうが安かったけど、テン場で聴きたかったので。
iTunesより既に購入済みの曲をとりあえず移行することができた。
同じ曲なのに色々とアレンジが利いて面白い。
まだ読み終わっていない本も持参した。
『萩原編集長 危機一髪!』の後半をテントで読みふける。
“山の怪“に記載されている北アの山小屋ってどこだろう?
稜線上に建っていて互いに見える位置にあり、片方には露天風呂がある。
おそらく、まだ私が泊まったことのない小屋だと思う。
とても興味があるけど知らないほうがいいのかもしれない。
テン場の受付が始まる15時前から、近くの通路に行列ができて一気に騒がしくなる。
ここに張って失敗した~と思ったけど後の祭り。
鼻をすする音とか内輪の会話がリアルに聞こえてくる。
でも、トキ色テントを褒めてくださる声も何度か聞こえてきたのでよしとしよう。
トイレに行ってからテント受付の列に並ぶ。
受付表は並びながら記入しておく。
テント1人 1000円(予約不要)×2泊分
コンパネ1枚 500円(先着順) ←今回は利用せず
テント近くにある岩のテーブルで夕食づくり。
*なんちゃって酢豚*
市販のから揚げ4個、ピーマン1個、赤パプリカ半個、黄パプリカ半個、家で下茹でしておいた人参1/3本、酢豚の素1袋
フライパンでピーマン、パプリカ、下茹でした人参を炒める
市販のから揚げを入れて約1分
酢豚の素を投入し混ぜながら炒めたら数分で出来上がり
彩りがよく肉も野菜も摂れる上、すごく簡単なので大のお気に入り。
コンビニの赤飯おにぎりとわかめスープでおなか一杯。
1週間前よりテントが多い。
テラスで星空を撮影している人も多かった。
そういえば、涸沢ヒュッテからテレビクルーの一行が出てきたのを思い出した。
この夜景を見て「うわぁ、メチャ綺麗!」と男性タレント?がおどけている。
芸能人に殆ど興味がない私は、どこの誰か全くわからない。
<備忘録・就寝時>
mon ウィックロン半袖
mon アームカバー
ber ソフトシェル
fin エバーブレスフォトン ←雨具上を追加しただけ
pat ダウンセーター
mam ソフテックトレッカーズパンツ
mon トレールタイツ(中厚手)
dar マイクロクルーソックス
mon クールライトグローブ
※前回同様、エスケープライトヴィヴィは使用せず
美しい朝焼けを見て、ちょっと北穂までランチに~!
☆2日目朝☆
今日は北穂に登るよー。
モルゲンロート劇場の始まり。
美しい朝焼けに見とれる。
モルゲンロートを楽しむ人々。
この後、簡単な朝食を摂り北穂へ向かう。
ランチタイム(11~13時)に合わせるため出発は8時すぎとした。
北穂への取り付き付近よりテン場を見下ろす。
ペットボトル水と雨具(上)を持ってGo!
こんな階段あったっけ?
登山道が整備され、以前より登り易くなっているような。
先週歩いたパノラマコースがよく見える。
今日の天気、晴れじゃなかったの?
そういえば、こんな岩あったよね。
涸沢から北穂に登頂したのはずいぶん前なので、所々反芻しながら登っていく。
そうそう、以前はここの大岩地帯でヘトヘトになり横になって休んだっけ。
岩があったかくて気持ちよかったのを覚えてる。
何やら、鎖場で渋滞している様子。
待機中に撮影した屏風岩や富士山。
しかし、鎖場の上にある梯子でも停滞してしまっている男女。
それなのに仲間が上からピースとか言って写真を撮っている。。。
何やってんの?(-_-)
はっきり言わせて頂きますが。
鎖場、梯子でこんなに手間取り途中で止まってしまう人はこういう場所に来てはいけない。
北穂など目指すのはまだまだ早いと思われる。
ピンクのシラタマノキ。
葉っぱにピントが合ってしまった。
北穂テン場⑱と⑳番。
ここへテント張りには来ないと思うけど(笑)、一応記録しておく。
う~ん、静かそうでいいなぁ。
1日目は涸沢、2日目に北穂なら私でもテント可能か。
来年あたり計画してみようかな?
でも、何といっても遠いトイレが一番のネックだなー。
水場もないので小屋で購入となる。
絶景のテン場。
地面が岩々でなく土の場所もあった。
狭かったけど。
今日はほぼ空身なので楽チンだった。
もうすぐ山頂。
落石を起こさないよう、最後まで気を抜かずに。
おおっ!?
北穂山頂へ到着したとたん、何故かいきなり晴れている!
登り始めからずっと曇り空だったので信じられない。
こんなことってあるの?
自撮りをしようとしていたオジサマに「撮りましょうか?」と声をかける。
スマホと一眼で撮影した後、代わりばんこで撮ってくださった。
久しぶりの北穂高小屋。
一度だけ泊まったことがある。
あとは大キレットからの通過で休憩。
【北穂高小屋】
「北穂までちょっとランチに~」なんて言ってみたいね。
いくら晴れ女だからって、こんなに晴れてくれるとは。(^^♪
さっきまでの曇り空からは想像できなかった。
いや~、久しぶりの北穂で大キレットを眺める。
登ってよかった。
小屋の赤い屋根が見える。
絶景を堪能していると、トマトソーススパゲッティが運ばれてきた。
うわぁ~、これ食べたかったんだ。
運んできてくれたお姉さんに数年来の願いが叶ったと話すと笑っていた。
周囲はカレーやラーメンばかりで、スパゲッティは私だけ。
ガーリックの匂いが食欲をそそる。
オリーブの実がいっぱい入って本格的!
コロナ禍でも従来の食器を使ってくれていることに感激。
う、旨~~い!!
念願の北穂ランチ。
絶景とともに噛みしめる。
そして、北穂コーヒー。
これもずっとやりたかったんだよね(笑)
宿泊した翌日は早朝出発なのでランチは食べられない。
南岳から大キレット通過後もまだランチ時間外。
ということで、涸沢に2泊でやっと念願叶う。
安曇野山岳美術館『小山義治 油彩画展』のお知らせが張ってあった。
ステンレス製のマグカップをお持ち帰り。
サコッシュに付けているカラビナに取っ手を通して。
北穂ステッカーは最近できたばかりだそう。
まだ10枚も売れてないと他のハイカーに話されているのを聞いた。
さっきよりキレイに見える。
笠ヶ岳は私でもわかる。
青空が気持ちいい。
まだ帰らなくてもいいってすごく嬉しい。
焦らずのんびり下りよう。
だいぶ下りてきた。
頭の中はアイスのことだけ。
またまた、見上げて嬉しい秋の空。
アイス、アイス。
涸沢小屋のテラスで小休憩。
【涸沢小屋】
溶けちゃう、溶けちゃう!
店頭にあったおもちに惹かれソフトと一緒に購入。
きなこ、あんこもあったよ~。
涸沢小屋もちゃんと食器を使ってるんだね。
持っていた紙ナプキンにくるんでお持ち帰り。
無事に戻りました~。
早朝、山専ボトルに入れておいた熱湯で緑茶を淹れ、さっきのおもちを食す。
しょっぱそうに見えるけど甘い。
柔らかくて美味しかった。
北穂と涸沢小屋、そして色とりどりのテント。
テントの中で読書の続き。
夕方になると、奥穂方面にガスがかかる。
涸沢カールは陽が陰ってきた。
ベーコントマトクリームリゾッタ+マジックソルトガーリック、ポタージュスープで簡単な夕食。
昨夜の赤パプリカを残してトッピングするつもりが、忘れて全部食べてしまったよ。
音楽を聴きながらまったりして。
おやすみなさい。
徳沢カレーと温泉、台風の影響なく帰宅
☆3日目朝☆
今朝も晴れ。
南の方で台風が発生したと小耳に挟んだが、下山には影響がなさそうでよかった。
今日は大岩に登らず、テン場にて撮影。
ここにいる皆が夢中。
この朝一番の輝き。
日本じゃないみたい。
美しすぎる。。。
刻一刻と変わっていく山の表情。
今朝もありがとうございます!
テント撤収前に池まで散策。
季節の移り変わり。
こんな場所にもテント。
こちらなら静かでいいかもね。
名残惜しいけど、テントを撤収して下山開始。
前方は渋滞中。
道を譲ってくださりありがとうございます。
この辺は下りも楽しい。
下山は速い。
あっという間に本谷橋。
横尾は休憩せずに通過。
ひときわ濃いめのノコンギク。
そして徳沢園のみちくさ食堂へ。
あ、今日は野沢菜漬けじゃなくて福神漬けになってる。
変わらない美味しさ。ウマー。
あれっ?
今日はカウンターのお姉さんの仕事が雑すぎて失敗作?
同じメニューなのにこんなに仕上がりが違ってちょっとガッカリ。
あぁ、やっぱりどこでもそういう人がいるのねって再認識した。
徳沢園も秋の装い。
また来ますね~。
ここからが長いんだよね。
まさに秋の空って感じのウロコ雲。
行きでは気づかなかったけど、帰りに見たハーフの紅葉。
緑と赤が半分ずつになっててキレイ。
涸沢に2泊してる間に色づいたのかも。
小鳥の声を聴きながら、木漏れ日の中を歩く。
ここは何度歩いても思う。
長い、長すぎる。。。
大好きなマユミちゃん。
蜘蛛の巣にからめとられちゃった。
やっと、小梨平まで。
河童橋までくると一気に観光客が増える。
橋を渡って上高地温泉ホテルへ。
いつか登らないと。。。
9月末に撮っていたシナノナデシコがまだ残ってる。
ちぎれた花弁の下に咲いたもう一輪の花。
【上高地温泉ホテル】
http://www.kamikouchi-onsen-spa.com/
日帰り温泉 大人 800円
現在、上高地で唯一営業している温泉。
河童橋より徒歩約20分。
3日間の汚れを落とし、4つの露天風呂にゆっくり浸かる。
あぁ~極楽極楽。
荷揚げヘリが露天風呂の遥か上を往復していてちょっと笑った。
私が到着した時間帯は人がいなかったのに、出る頃にはザックがいっぱいだった。
券売機で使えない1万円札をくずすために購入した古代米。
靴ロッカー下に置きっぱなしにしたまま温泉に入り、気づかずそのまま帰るところだった。
ザックを背負って玄関を出る直前、お客さんに「それ違いますか?」と聞かれ自分が置いた古代米の存在にやっと気づく。
ごめんね、古代米。
教えてくださった男性ありがとうございます。
時間があまりないので牛乳を急いで飲み干す。
今日はいつもの分岐を左へ。
車道脇の道ではなく、梓川のほとりを歩いて駐車場へ向かう。
どちらの道も時間的にはほぼ同じ、20分くらいかかった。
売店でとろ~りチーズおやきを購入してバスに乗り込む。
今日はこのまま新宿まで高速バス。
平日なので小仏トンネル渋滞なし。
バスの中で降った雨は、最寄り駅に着いた頃にはやんでいた。
大変お疲れさまでした!
最後に
今季2回目の涸沢テント。
紅葉だけを楽しむゆるキャンに、北穂登頂をプラスしてのんびり涸沢を満喫。
何といってもお天気に恵まれたことが一番大きい。
水が豊富に使えて、トイレも清潔。
小屋ランチが充実している涸沢はテント初心者にもオススメ。
こんな場所は他にそうそうない。
さまざまな巡り合わせに感謝して。
できれば毎年テントを担いで訪れたい場所になった。