某所でゆるキャンの予定だったが、天候不順で急きょ取りやめ。
梅雨の合間に晴れマークがついた平標山へシフトチェンジ。
ただ、前夜ギリギリの変更となり例の限定カレーは予約できず。
コルのお花畑はまだ健在っぽいので、それに間に合えばいいかな~。
久しぶりの谷川エリアに心ワクワク♪
もくじ
往復のアクセス・トイレ
[往路]
06:42 上野よりたにがわ401号
08:05 越後湯沢
08:20 東口①湯沢駅前BSよりバス(610円)
08:57 平標登山口BS
【越後バス・時刻表・西武クリスタル線】
http://www.minamiechigo.co.jp/right-muikamachi.html
越後バスは、PASMO/Suica等は使えず現金のみの清算
なお、大型ザックは荷物料として+100円
[復路]
10:50 平標登山口BSよりバス
11:23 湯沢駅前BS
13:09 越後湯沢よりとき320号
<トイレ>
平標登山口駐車場(水洗、ペーパーあり)
平標山の家(ペーパーあり)
自己CT
[1日目]
09:05 平標登山口駐車場・トイレ
09:07 平元新道への入口
09:32 ゲート
10:14 平元新道登山口
11:45 平標山の家 11:55
11:55 テン場 12:33
13:41 平標山 13:42
13:45 コルお花畑 14:55
14:59 平標山 15:00
15:29 テン場
[2日目]
05:19 三国山方面入口
06:04 大源太山・川古分岐
06:17 大源太山 06:21
06:33 大源太山・川古分岐
07:12 三国山方面入口
07:13 テン場 08:23
08:23 平標山の家 08:25
09:27 平元新道登山口
10:27 平標登山口駐車場・トイレ 10:30
10:35 平標登山口BS
林道のコガラちゃん
越後湯沢駅の東口へ。
駅トイレに寄っていたら既に長蛇の列ができていた。
20名以上のハイカーが乗り込み満席となり、前列で立つこと30分強。
降車扉は前なので早く降りられ、女子トイレに並ばずに済んだ。
道端のフランスギクが風に揺れている。
“一輪咲いて一輪咲いて
その時を待って
明日また咲くために
守って下さい
花 平標山”
あらかじめ記入してきた登山届を投函。
駐車場から少し歩いて、ここからスタート。
テント泊だと登頂より先に小屋に着きたいので。
殆どの皆さんは日帰りで松手山経由、こちらは下山ルートで登る人はおらずガラガラ。
沢沿いの樹林帯を歩く。
オオカメノキみたいな花が大きな木から生えてる??
調べたところ、カラマツに絡んでいるツルアジサイのよう。
メインはカッコウ、ウグイス、チヨチヨビーのセンダイムシクイ。
「チヨ、ビー」から「チヨチヨチヨチヨ、ビー」まで個体によって回数が違うのが面白い。
そのひょうきんさが可愛くて笑いながら歩く。
「ツツ、ニーニーニー」という鳴き声に立ち止まる。
頭に黒いベレー帽のような模様。
背中が灰色の小さい鳥。
喉に小さな黒色の斑がある。
おそらく、コガラちゃん。
はじめまして!
【サントリーの愛鳥活動・コガラ】
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1424.html
平元新道から平標山の家
駐車場から1時間ほどで平元新道登山口。
こんな樹林帯をひたすら登っていく。
んっ!?
日光で見たコサメビタキに似てるけど、もっと暗めの灰褐色。
ブレブレで判定不可能。
もしかしたら、サメビタキ?
身体から出てる尾(初列風切の突出)が長いので、コサメビタキでいいのかも?
展望開ける。
モリモリと生まれたてのギンリョウソウ。
うわぁー、ベニサラサだ!
アカモノもいっぱい。
よく見ると、食虫植物みたいなヒゲがあるね。
下山してくるハイカー数名とすれ違う。
サーマレストマットを外付けにしている単独女性と少し会話。
同じくテントだったようで、「がんばってください」と励まされる。
人の声がする…。
コバイケイソウの先には。
着いたーー!
4年前より時間がかかったのは当然のなりゆき。
まず、テントの受付を済ませよう。
【平標山の家】
テント 1人500円
水場あり(冷たくて美味しい)
トイレあり(ペーパーは箱に捨てる)
この後、ご年配の単独男性が宿泊された様子。
ダメ元で聞いてみたものの、予約していないので当然カレーはなし。
カップラーメン(お湯付き)を購入しテン場で食べる。
カップラーメンの器を返却してテント設営。
ふふ、誰もいなくて貸切っぽいぞ~。
トイレ側に張ってあったテント2張は夕方には撤収されていた。
おそらく昨夜の宿泊者だろう。
平標山コルのお花畑へ
梅雨の合間の晴れ。
急きょ変更してよかった。
平日だというのに、大勢のハイカーが訪れ休憩していく。
お腹が満たされたところで、平標山のお花畑へ出発。
早速、イワカガミが誘惑をしかけてくる。
ピンクのイワカガミを下から盗撮。
可愛すぎる~。
真っ赤に近いベニサラサドウダン。
せっかく青空を入れたのにブレブレ。
アカモノ祭り開催中。
くすんだピンクのガクウラジロヨウラク。
萼片のふちの線毛が赤くなってて可愛い。
下のツマトリソウは花弁が8枚。
北アのタテヤマリンドウと比べると、ものすごく小さい。
登山道脇で普通に見かけたモウセンゴケ。
え、湿原じゃないのに咲くんだね。
捕らえられた黒い羽虫がいっぱい。
咲きたての美しいイワイチョウ。
ワタスゲ群生地。
ヒィヒィ。
この階段を登れば。
平標山に到着。
カメラと貴重品と水だけなのに。
やっぱり体力落ちてるなー。
チングルマ*ハクサンコザクラ*ハクサンイチゲ
平標山から仙の倉を望む。
では、お花畑へGo!
仙の倉は今日はパスでいいかな。
ええと、手前のピークは万太郎山。
その後ろが谷川連峰。
チングルマはやや終盤で、一番綺麗なのを探した。
色の濃いハクサンコザクラ。
フレッシュなハクサンコザクラ。
ユキワリソウよりも花弁の切れ込みがかなり深い。
風に舞う。
辺り一面、ハクサンイチゲのお花畑。
すごいね!
ハクサンイチゲもピークはやや過ぎていたかな。
それでも、この群生には感激してしまう。
お花畑の真ん中にハシブトガラスさん。
小鳥の鳴き声がそこかしこで響いていて、獲物を狙っているのかも。
殆どが終盤となり、ひとつだけ開花中のミネズオウ。
赤い葯が新鮮な個体を見つけて小躍り。
風が強まってきたのでそろそろ戻ろう。
登る時はけっこう暑く、ザックからシェルを出し忘れていた。
小屋が見えてきた。
こちら側は嘘のように風がない。
アシマダラブユ(虫)に注意!!
平標山の家テン場に戻る。
ただいま~。
冷たくて美味しい水をペットボトルに頂く。
ありがとうございます。
ここの水は本当に美味しいと思う。
おやつに杏仁豆腐と思っていたら、今年はやっていないとのこと。
小腹が空いたので、持参した栗羊かんと紅茶(無糖)でおやつタイム。
小屋周辺を散策。
ウグイスがあちらこちらでさえずっている。
ベニサラサの近くにもいたけど撮影はできなかった。
夕方になっても、こんなに天気がいい。
仙ノ倉に連なるエビス大黒ノ頭。
ピピッと飛んできたのはシジュウカラ。
大きな木に巣箱が設置されていて、そこに首を突っ込んでいる。
小屋泊のパーティーが三国山方面から到着。
日帰り者の最終便が16時に下山したら静かになった。
のんびりまったり。
近くの茂みにウグイスがいるので、撮影を試みたものの。
テン場に出没する“アシマダラブユ”という羽虫がかなり厄介。
払っても払っても顔周辺を執拗に狙ってくる。
自作のハッカ油は服や帽子にもたっぷりつけているのに。
数年前、谷川連峰を縦走していた時の悪夢がよみがえる。。。
羽音はしないとか黒い服がダメとかネットには書いてある。
でも、飛ぶ音は聞こえたし黒いタイツや腕は一箇所も刺されていない。
メイクは眉を書くくらいで殆どせず日焼け止めだけなので、思い当たるものと言えば。
前夜、洗髪した後につけた流さないタイプのヘアオイルの香料。
もう散策どころではない。
モスキートネットは家に置いてきたのでこれ以上防御しようがなく、テントの中に逃げ込む。
谷川エリアは特に、ブヨ系の羽虫にご注意を!!
ただ、刺され易い人とそうでない人がいるのは確か。
トイレ側にテントを張っていた単独女性は、外でのんびり寛いでいらっしゃったので、虫刺され被害はなかったと思われる。
げんさんのブログ『山めし礼讃』で大のお気に入りメニュー♪
久しぶりに作ったカマンベールチーズフォンデュ鍋。
冷蔵庫にあったホワイトしめじも参戦。
簡単で美味しいのでぜひお試しを。
【山めし礼讃・カマンベールチーズフォンデュ鍋】
http://yamameshi.doorblog.jp/archives/cat_45962.html
寝落ちして夜中にトイレに起きたところ。
なんと月が出ていた。
明日は晴れるのかな。
晴れたので大源太山へ
☆翌朝☆
野鳥のさえずりで目が覚めるっていいね。
鳥たちは4時前から起きていた模様。
今日も素敵な朝が始まる。
上野駅コンビニで買っておいたマンダラ監修カレーパン、バナナタルト。
いつものカフェオレ2杯で簡単な朝食。
山の向こうからご来光。
今日は天気が崩れるはずだけど、早朝はこんなにいい天気。
以前、ガスガスで行くのをやめた大源太山へ向かう。
トイレ側のテン場奥に入口がある。
きゃ、ハクサンシャクナゲが咲いてる。
平標山へ向かう道ではもう終わっていたから嬉しい。
朝露に濡れる綺麗な個体。
寄りそうツマトリソウ。
おぉ、あれが大源太山か。
多少の泥濘はあるが、緩やかなアップダウンのほぼ平行道。
ウワミズザクラ。
尾瀬では花弁が地面にパラパラ散っていたのを見た。
もう少しで咲きそうなニッコウキスゲ。
ひとつひとつの花が小さな梅みたい。
ずいぶん美人だねー!
ベニサラサがあちらこちらに。
今年はツツジ系の当たり年と聞いたけど、本当にそうみたい。
大源太山へはあまり人が歩かないからか、狭い登山道脇にアカモノがびっしり。
まさにアカモノロードになっている。
こちらは萼片が短いので、ウラジロヨウラク。
花は白いのに、雄しべがサーモンピンクのナナカマド。
可愛くてまた撮ってしまう。
こっ、これは凄すぎる。
濃赤のベニサラサが鈴なり。
分岐から10分程度で山頂のはず。
ここからは緩やかな登り。
すっかりガスってしまい展望なし。
でも、やっと来られた大源太山。
パタゴニアのフーディニジャケット。
型落ちの未使用品をセカンドストリートのネットショップで約半額にて購入。
数週間経ってやっと山でお試しできた。
昨日の夕方~睡眠時~早朝とまだ短時間しか着用していないが、夏のシェルとしては最適な気がする。
メチャ軽くて柔らかいので持ち運びも楽々。
今夏はヘビロテ確定。
大源太山の山頂直下にもベニサラサ。
あっちでもこっちでもベニサラサ祭り状態。
登山歴10年になるけど、こんな満開今まで見たことないよ。
いや~来た甲斐があったわ。
平標だけじゃなくて大源太も。
テン場に戻っているところ。
ウグイス、カッコウ、センダイムシクイの鳴き声が響く。
一体何羽いるの?
すぐ目の前で鳴いてても、逃げてしまい撮ることはできない。
イワカガミの美人さんを激写。
そういえば、ユキザサを撮っていなかったので一枚。
…と思ったら、これはミドリユキザサではないか。
平標山の家に戻ってきた。
三国山方面より歩いてくると見えるタニウツギ。
向きが違うので、行きでは気づかなかった。
松手山方面へ周回する予定だったけど、ガスなのでピストンに変更。
オノエランに会いたかったなぁ。
平元新道を下りるなら短時間で済むので8:30でも充分間に合う。
別所哲也のJ-WAVEを少しだけ。
やはり自然の環境に身を委ねたく、イヤホンを外して野鳥の声を聞いて過ごす。
テント撤収時もアシマダラブユが顔に纏わりついて離れない。
もー、あれだけハッカ油染みこませたのに、なんでよ~??
大急ぎで撤収してテン場を後にした。
結局、顔と耳を何箇所か刺されてしまい翌朝に目が腫れるという。。。
それでも、刺された場所が少しずれていて、前回のようなお岩さんにはならずに済んだのは不幸中の幸い。
あれ?今頃晴れてきたぞ。
昨日は気づかなかったツクバネソウ。
素敵な新緑のアーチがあったよ。
自然にできたんだろうけど。
ギンちゃん大家族。
予想外に多くの車が停まってる。
道路沿いにニッコウキスゲ。
可愛いピンクのお花が路肩に。
おそらくノコギリソウ。
駐車場、トイレから徒歩5分くらい。
10:50のバスまでもう少し。
バス停近くの草むらにポツンとアヤメが一輪。
時間通りにやってきたバスで湯沢駅前BSへ。
この時間帯はガラガラ。
中野屋へぎそば&ぽんしゅ館温泉&まさかの再会!?
今日はランチタイムが先。
へぎそばを食べてみたくて、バスを降車し中野屋さんへ直行。
湯沢駅前(東口)のロータリーにあり徒歩1分もかからない。
平日の昼前なので並ぶことなくすんなり着席できた。
【そば処 中野屋】
海老2匹、コシアブラ(?)、ナス、ピーマン、カボチャ、マイタケの天ぷら盛り合わせが豪華。
海老の尻尾まで完食。
下山中は水だけでお腹を空かせてきたので、たぶんイケる。(^^ゞ
新潟名物へぎそばって初めて食べたけど美味しかった。
2人前だから敬遠してたんだけど。
強いコシとなめらかな喉ごしが特徴。
う~~さすがにお腹いっぱい。
12時すぎ、お次はぽんしゅ館の温泉へ。
【ぽんしゅ館 越後湯沢驛店】
https://www.ponshukan.com/yuzawa/
ここを歩いていると、「どこの山に行ってきたんですか?」と男性にいきなり話しかけられた。
なんか見たことあるような。。。
平標ですと答えると「今、ちょうどいい時期だよねぇ」「仙の倉まで行ったの?」とか聞いてくる。
「僕も行きたいなぁと思ってるんだけどね」「おつかれさまでした~」
あれーーっ、もしかしたら湯沢庵で立ち食い蕎麦を食べた時に話したロン毛店員さん?
4年前より髪は短くなっていたけど、感じのいい人懐こさはそのままで、話した内容もほぼ同じ。(^^ゞ
いやいや、奇遇というか何というか。
もちろん相手は覚えていないと思うけど。
あまりに突然のことで、伝えそびれてしまったのが少し心残り。
まさかの再会に乾杯!したい気分だわ、下戸だけど…(笑)
マネキンがちゃんとマスクしてて笑える。
営業時間 10:30~18:30
大人 800円
バスタオル、フェイスタオル付
カメラNGになってるけど、貸切なので撮らせてもらった。
レンタルタオルが無料でビックリ。
以前その記憶がないので尋ねると、配っていない時期もあったかも?とのこと。
登山用の速乾タオルは常に持参しているので問題ないけれど、バスタオルがあるのは嬉しい。
いいお湯でした。
ぽんしゅ館カフェ、糀らって(新潟県南魚沼郡湯沢町)は温泉を出てすぐ。
さきほどの感じのいい温泉受付スタッフさんが飛んできた。
全メニュー+200円でソフトクリームを載せたフロートにできる。(#^.^#)
あれっ、さっきまであんなに苦しかったのに。
別腹、別腹!(爆)
最後に
平標山でテント泊したのがもう4年前だなんて、私の中では結構な衝撃。
時間が経つのは早すぎる。
4年の間に転職したり、鳥に興味を持ったり、コロナ禍になったりと色々あったなぁ。
平標山のお花畑に何とか間に合ってよかった。
たった2張だけの静かなテント泊に満足。
次回は、きちんと予約を取って限定カレーを食してみたい!
夏はまだ始まったばかり。
今年も遠征したい場所がたくさんある。