2013年11月、日帰り鳳凰三山をコラボで登ってから約5年。キツかった思い出しかない。
北岳や甲斐駒などの通過点である夜叉神峠登山口に興味津々。もし、鳳凰山にまた登る機会があるならば夜叉神からと思っていた。
テントを購入してからはお山そのものよりテン場に惹かれることが多くなり、いつかは南御室小屋でもテントを張ってみたいな~と。
往復のアクセス
[往路]
08:42 中央本線にて甲府(着)
09:10 甲府駅南口①番よりバス → 10:27 夜叉神峠登山口(1420円)
[復路]
13:08 広河原よりバス → 13:53 夜叉神峠登山口(940円)
14:49 夜叉神峠登山口よりバス → 16:05 甲府(1420円)
16:48 甲府より“ホリデー快速ビューやまなし号”(発)
※バスは往路復路とも発車到着に遅延発生
【甲府駅・竜王・市営芦安駐車場~夜叉神峠登山口・広河原線】
http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/hirogawara/2018hirogawara.htm
自己CT
[1日目]
10:52 夜叉神峠登山口
11:53 夜叉神峠 11:58
13:31 杖立峠 13:32
14:28 火事場跡 14:29
15:16 苺平 15:17
15:45 南御室小屋
[2日目]
05:00 南御室小屋
06:11 砂払岳
06:16 薬師岳小屋 06:18
06:33 薬師岳
07:11 鳳凰山 07:13
07:36 鳳凰小屋分岐
08:18 アカヌケ沢ノ頭 08:19
08:39 地蔵岳 08:55
09:14 アカヌケ沢ノ頭 09:18
10:06 高嶺
10:43 白鳳峠 10:44
12:39 白鳳峠入口
12:51 広河原・吊り橋分岐
12:53 広河原インフォメーションセンター
初めての夜叉神峠
今回はある事情から夜行バスをやめた。夜行バスと一緒にビジホも予約しないと甲府駅の早朝4時発バスには乗れないし、出勤日の夜の前泊は結構しんどい。。。
北アと違って首都圏からでも比較的近いので、当日の朝出発で充分間に合うと急きょ決めたのだ。
夜叉神峠登山口で登山届を提出
ゲンノショウコこれでもかと言うくらい沢山咲いている
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ちっちゃ!ヌスビトハギ
ママコナツートンカラー
涼しいはずなのに汗がすごい
目立たない小さな花にも惹かれてしまう
タマガワホトトギス
ソバナ
可愛いお顔の蛇ちゃん
キッコウハグマ
コオニユリ
夜叉神峠小屋
残念ながら展望はない
20名ほどのハイカーが休憩している中、ザックは一度下ろしたもののそそくさと出発。
マルバダケブキにしてはずいぶん綺麗
オミナエシ
ちょうどいい所にひとり分のベンチ。曇ってきたのに汗だくで力が出ない
杖立峠には数人のハイカーが
何だかシャリバテみたい。頂きもののスイーツと氷入り麦茶で生き返る
凄いスピードで追い越し笑顔で「こんにちは!」茶色のバンダナが似合うスタイリッシュな外国人ハイカーさん
火事場跡にてオトギリソウ
注意喚起のこんな看板が火事場跡で14:30を過ぎてしまったら、小屋宿泊者は連絡してくださいとのこと。
あ、イチヤクソウが残っててくれた
やっと苺平ここからは楽チンな道
テントも満室!?大混雑の南御室小屋
南御室小屋やっと着いたよ
森の花火
おっと、お花はあとで!大変なことになってる!(;・∀・)
既に大混雑のテン場
48番目の札を渡されササッと設営
今日は小屋も満室だそうで大層騒がしい。
この間の台風前にはテントが100張り以上あったそうだ。w(゜o゜)w
ところで、「南御室」の読み方をご存じですか?実は、今まで「なんごしつ?」「みなみおへや?」とか勝手に名付けていました。。。(笑)
この山行記録を執筆するにあたりパーマリンクを決めなければならず、ネットで調べると「みなみおむろ」だったことが判明。
単独なので誰かに話す機会がなかったとはいえ、思い込みとは恐ろしいものです。(;^_^A
青空復活~☆
『山怪実話大全』編:東雅夫(山と渓谷社)
テントの中で読んだ今日の一冊。“不思議な山”で夢枕獏氏が語っている単独行についての文章にいたく感激し、まさに膝を打つように納得した。
こちらはチョロチョロ奥の水場は勢いよかった
美しいヤナギランに引き込まれる
ほんのりピンクキバナノヤマオダマキ
地蔵岳から広河原に下りるのは初めてで、持参したガイドブック地図は途中で切れている。そこで、外ベンチで談笑しているパーティーに思いきって尋ねてみることに。
ある男性が地図を広げて説明しながらだいたいのCTを教えてくださり「バスがなかったとしても乗り合いタクシーがあるから、時間は気にしないで大丈夫だよ」
その優しいお言葉と話し方で妙に安心できました。アドバイスくださった男性ありがとうございます。m(__)m
コク旨プルコギ風(1×2人前)流水麺(2人前)
わかめスープ
フライパンに少量の水を入れかき混ぜれば流水しなくてもOK
今回もシュラフの代わりにエスケープライトヴィヴィ+薄手ダウン+像足で軽量化を計る
タカネビランジ満開の鳳凰三山
☆翌朝☆
お隣テントの学生さん、2:00起床は構わないけれどまだ寝てる人もいる時間。話し声は控えて欲しかったなぁ。
早朝から一生懸命ご飯を炊いて、会話の内容もご飯について等あどけないものだったので、あえて注意はしなかったけれど。。。(-_-)
テン場はあくまでも公共の場。テント内の物音が周囲に筒抜けというのは容易にわかること。
当然寝られる訳もなく早めに朝食。
シャウエッセンを焼き、全粒粉パンも温めてkiriクリームチーズと苺ジャム
ふわラテ深味
水を補給し、気を取り直して出発!お世話になりました。
奥の水場南アルプス天然水
序盤は急登。朝陽を浴びるキノコ
ここが砂払岳?岩の向こう側には…
北岳がドーン
なんか素敵な場所
かっ、可愛い♪(*^^*)もうそれしか言葉が出ない
ピンクのタカネビランジ
花弁が丸っこいのや
白花どうしのコラボレーション
純白もステキだね
富士山と素晴らしい雲海
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薬師岳小屋は建て替えたばかりで新しい。まだ1年くらいのようだ。
この開放感
思わず駆け寄ってしまう
薬師岳
コゴメグサ
どこを歩いても北岳がずっと左手に
うっすらと毛があるな~
トラバース道にもいっぱい咲いている
あそこが観音岳かな
観音岳では大勢のハイカーさんが休憩中。
「空がずいぶん青く撮れましたよ」
撮影ありがとうございます。
可憐なタカネビランジ♡こんなに綺麗に咲いててくれてありがとう
地蔵岳の後ろに甲斐駒ヶ岳
オベリスクがだんだん近づいてくる
淡いピンクもいいね
トウヤクリンドウとコラボ
オブジェのような樹
続々と登るハイカー
日陰に色の濃い子がいる
快晴の鳳凰三山初めての夜叉神峠から
(5年前は青木鉱泉周回)
地蔵岳の手前に到着!!
では、ザックを置いてちょっと上まで登ってみようかな。
裏側に回り込むと
あ、あった!“ホーオ三山”古い看板は健在
ちょうど現れた女性が「どこから来たの!?」と驚いている。 (^^;
看板の在りかを教えお互いに撮りっこする。私はここまでで充分。
北岳
オベリスク、カッコいいね!またいつか
では、広河原へ初めての道ワクワクする
帰宅してから気づいたホウオウシャジンを全く撮影していないことに…(-.-)
甲斐駒ヶ岳
高嶺解放的な尾根歩き
そのぶん直射日光が当たるけど (^^;
もしかしたら1時間半も早く出発したはずの例の学生さん達かな?「自分達はゆっくりなんでどうぞ…」と道を譲ってくれた
わーいダイモンジソウだ~
赤っぽい岩ゴロゴロの道踏み跡を辿る
見納め
ヘトヘトなのに撮ってしまう
キバナノヤマオダマキ
私のために止まってくれたの!?初めて撮影できたアサギマダラさん
オレンジジュースは地蔵で摂取し、1.2L汲んだ水は切れてしまいこれが最後の水分。
もうすぐ広河原だから大丈夫!
ぬるーいバニラアイス(笑)
ジャコウソウがあったら舗装道路が目の前に
●アカヌケ沢ノ頭~高嶺~白鳳峠~広河原
序盤は展望が素晴らしい!
ハイマツが生い茂り狭くなった箇所や後ろ向きに下りるような岩場あり
下部は岩ゴロの道が長く続く
白鳳峠登山口までの樹林帯は、結構な急傾斜で気が抜けない
また、鉄製の梯子や道幅狭い箇所もあるため慎重に
リニューアルオープンした夜叉神ヒュッテ
広河原からのバスを夜叉神ヒュッテで途中下車する。空腹だけでなく、満席立ち乗りで居心地が悪いのを甲府駅まで我慢することもないかなと。
ただし、次のバスが1時間後なので入浴は断念し食事優先とした。本当はお風呂に入りたかったー。
夜叉神ヒュッテに入ってみよう
まずはスタミナ丼(900円)なかなか旨し!お吸い物つき※現在ないメニューです
そして南ぷすジャムソフト(400円)ベリー系をチョイス※現在ないメニューです
美味しかったぁ~
[夜叉神ヒュッテ(旧・夜叉神の森)]
11:00~16:00
外来入浴(600円)と食事ができる
※今回は次のバスまで時間がなく食事優先にしたので入浴はできなかったが、登山口の入浴施設は大変ありがたい
最後に
泊まりでもキツかった鳳凰三山。猛暑の真っ最中だからかな。
3泊4日の裏銀座大縦走でも出なかった筋肉痛が久しぶりに出現している。
お天気に恵まれ大展望とお花を愛でながら縦走できる嬉しさといったら。(*^^)v
特に下山時、暑さと急傾斜の下りにヘトヘトになりながらも、怪我ひとつせず帰還できたことはとてもありがたい。


