翌日の予報がすこぶるよさそうで仕事中ワクワクしっぱなし。
ところがギリギリになっても行き先が決まらず、とうとう日付けが変わってしまう。
天気がいいなら富士山が見える山一択。
秀麗富嶽十二景で未登頂の山といえば。
禾生駅から登って田野倉駅へ下りられる九鬼山をチョイスした。
【大月市観光協会・秀麗富嶽十二景】
https://www.otsuki-kanko.info/page/mountain-map
往復のアクセス
[往路]
07:55 大月より富士急行線
08:04 禾生
[復路]
13:21 田野倉より富士急行線 ※6分遅延、番線変更あり
13:27 大月
**濱野屋**
14:15 大月より中央本線
自己CT
08:10 禾生駅
08:20 分岐
08:25 愛宕神社
09:02 分岐(山頂まで50分)
09:23 天狗岩分岐
09:24 天狗岩 09:26
09:27 天狗岩分岐
09:43 九鬼山 10:00
**尾根を直進してルートロス、気づいて登り返す**
11:26 猿橋駅方面分岐 11:30
12:00 札金峠入口
12:24 田野倉駅
快晴ポカポカの九鬼山
無人の禾生(かせい)駅でトイレを済ませトレッキングマップをもらって歩き出す。
この駅名は全然読めなくてアクセスを調べる過程で知った。
登りは愛宕神社ルート、札金沢ルートで田野倉駅へ下山の予定。
落合水路橋の下を潜って。
お花の少ない時期に目を和ませてくれる。
薄暗い樹林帯をゆっくり登ってやっと明るい場所へ。
池の山ルートとの合流地点。
この分岐を右。
“これより急坂”の看板通り結構な急登が続く。
もちろん新登山道を選択。
急坂登山道は直登で見るからにキツそう。
天狗岩分岐から1分ほどで天狗岩。
快晴なので本当に眺めよし!
まさに秀麗富嶽。
今秋は暖かいので本格的な冠雪はまだみたい。
天狗岩の近くでひっそりと咲く野菊。
登っている最中リニアの爆音が何度か聞こえた。
坂の向こうに空が見えたと思ったら九鬼山(970m)に到着。
熊避けベルがキッチン用品で笑っちゃう。
ベンチがいっぱいあっていい感じ。
九鬼山の山頂標にはkukisanと記載されているけど、正式な読みかたはkukiyamaらしいよ。
地元ガイドさんのブログで知った。
新調したばかりのエクスペディショングリッドフリースフルジップフーディ。
11月にしては気温が高すぎる今日は完全にオーバースペック。
私が半袖で行動するなんて珍しいこと。
山頂標と反対側の木々の間から富士山。
喜田家のあんバターどら焼き旨し。
定期的にスイーツを寄付してくれる同僚ありがとう。
綺麗な紅葉見ながら…ルートロス
九鬼山からはそんなに時間がかからず下りられるはず。
余裕で下界のランチもできる。
この時はそんな風に思っていた。
九鬼山から札金沢ルートへ向かい、頭上の紅葉に見とれる。
うわぁ、ここが一番素晴らしい色づき。
今日来てよかった。
途中で見える山肌にほっこり。
かなり険しい急傾斜の下りもあったけど何とかクリアしてどんどん下る。
やがて踏み跡が薄くなり、あれっ?もしかして道違うんじゃないの…???
結構下ってしまってから登り返すしかないと決断。
何やってんだろ。
綺麗な紅葉に励まされ。
うわっ、オオスズメバチじゃないの。
何やら木の窪みに集中していたが離れたところをパチリ。
危険度が高いといっても、むやみに人間を襲ったりはしないだろうと静かにその場を離れる。
まぁ運がよかっただけかもしれない。ゾゾッ。
ピンクテープが所々にあるから道迷いハイカーが多いんじゃないかな。
登山道復帰して田野倉駅へ
やっと、さっきの分岐へ戻ったところ。
ハイキングマップを見返してここでひとり作戦会議。
ピストンで禾生駅へ引き返すほうが簡単かも。
実はこの看板さっきも見た。
ちゃんと立ち止まり確認して、自信を持ってこの尾根を直進したんだよね~(笑)。
下って下って登り返してたぶん1時間くらいのタイムロス。
この猿橋駅への矢印とは反対側(左)に下る道が続いてる。
ただし、田野倉駅方面とは記載がないのでご注意を。
ちなみに右折すると、馬立山から御前山経由で猿橋駅へ向かう道ではなく林道鈴懸峠線へ出てしまう。
この看板を見たらとにかく左ね!
相変わらず道迷い名人だな~。
当たり前だけど、正規の登山道はさっきの尾根道と違ってはるかに歩きやすい。
田野倉駅方面、馬立山から猿橋駅方面への分岐。
ここにも鍋の熊避けがあったので、自分への自戒を込めて豪快に一発鳴らしておく。
落葉サクサク踏みしめて。
田野倉駅方面へ下る。
またまた鍋をカーン。
登山道にでっかいキノコ。
池の山コースはこの沢を渡渉するようだ。
マリーゴールドが眩しい。
私の大好きなマユミちゃんもわんさか。
札金ビュースポットの看板。
右手に見えるはずの富士山は隠れてしまった。
田野倉駅への道が地味に長い。
田野倉駅に着いたら踏切の音が。
まだ間に合うかと走ったけど踏切が閉まっているため渡れない。
まんまと目の前で電車を逃すという富士急行線の不便さを思い知る。
しかも駅ホームのトイレは故障中で入れないときた。
2番線で待機していたらあずさの車掌さんが下りてきて「もしかして大月方面の電車をお待ちですか?」と尋ねられる。
中央線遅延のため1番線に変更と聞いて慌てて移動。
教えてくださってありがとうございます。
車内は外国人さんばかりのトーマス号に乗って。
濱野屋*天丼
大月駅で降車。
別のお店で吉田うどんと決めていたが、時間が遅くなったので取りやめ。
以前も入ったことがある濱野屋さんへ。
ここなら間違いないしランチタイム制限もない。
【和DINING・濱野屋】
https://www.hamanoya-t.co.jp/dining.php
びいどろグラスがお洒落。
ランチには遅い時間帯なのでもう一組のお客さんはすぐ帰っていかれた。
今日は天丼(1800円)をオーダー。
天丼はもちろん、あおさの味噌汁も美味しかった。
ごちそうさまでした!
目の前の大月駅へダッシュ。
こんな時、駅チカのお店はありがたい。
最後に
駅から歩ける低山としてオススメの九鬼山。
天狗岩からの眺めはいいし富士山も望める。
コンパクトな山頂はベンチがあって居心地がいい。
平日だからか九鬼山直下にて単独男性2名とすれ違ったのみ。
猿橋駅方面を示す白い看板の分岐だけ注意すれば大丈夫。
次回はまた違うルートを歩いてみよう。
そして本場の吉田うどんも併せて楽しみたい。