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白い妖精セリバオウレン*絶品そばからの城山(板橋城跡)スノーハイク 2025/3/19(水)

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日光市板橋にセリバオウレンの群生地があるという。

ピークが過ぎてしまってもやっぱり会いに行きたい。

ところが、私の休日に雨もしくは雪マークがついてしまった。

美味しいお蕎麦も併せて楽しみたいが火曜と金曜が店休日。

…ということは、雨が降ろうが雪が降ろうが選択肢はこの日のみ。

さあどうするか?

往復のアクセス

[往路]

13:00 東武日光線にて明神

[復路]

16:56 明神より東武日光線

自己CT

14:05 上板橋集落センター駐車場 

14:06 城山登山道口(上板橋側)

14:26 神社 14:27

14:38 城山 14:43

15:50 城山登山道口(下板橋側)

16:17 上板橋集落センター駐車場

16:40 明神駅

三たてそば長畑庵*ざるそば

家を出る前から都心でもまさかのドカ雪。

地元駅付近で電車が遅延していた時点で、遠征は中止して髪でも切りにいこうかと一瞬考えた。

JR日光線は降雪の影響で竹が倒れて運転見合わせとなった模様。

東武日光線しか選択肢がない状況で時間だけが過ぎていく。

更に車両点検やら何やらが重なってしまうと、ローカル線はもろに大打撃を受ける。

大幅な遅延による待機を我慢強く耐えしのび明神駅で降車。

明神駅は無人でチャージ機もないため、オレンジ色の乗車駅証明書発行機のボタンを押して対応(帰りに地元駅にて清算)。

花への想いと美味しいお蕎麦への好奇心がモチベーションになったとはいえ、よくもまぁこんな日に…と自分にツッコミを入れる。

昼頃から天気回復の予報だったのでそれに賭けた。

当初の計画を変更してラストオーダーに間に合うよう長畑庵さんを優先。

ネット地図ではわからなかったが、明神駅からは一旦下り車道に出てからも下りが続き、雪が残っているので慎重に歩く。

明神駅からちょうど20分歩いたらお目当てのお店に到着。

長畑庵さんに訪れることができて夢のよう。

【三たてそば長畑庵】

https://nagahata-an.jp/

栃木県日光市長畑635-1

降雪後の平日にもかかわらず13:23入店の時点でそこそこ混雑している。

入口近くの席に座ろうとしたら、寒いから奥のテーブルへどうぞと促されて移動。

楽しみにしていたけんちん汁は売切れか~。

ちなみに、天ぷらなどはなくそばの提供のみ。

こんな時間でも次から次へとお客さんがやってきて、私が入店した5分後にはのれんが外された。

十割そばだけ在庫があるようだ。

ざるそば(750円)が運ばれてきた。

三たてとは、挽きたて打ちたて茹でたてのことだそう。

香りがいい細めのそばはつるつると喉越しがよくいくらでも食べられる。

1人前では物足りず1.5にしておけばよかったと後から思った。

それにしても、テキパキ働いているスタッフさんが皆温かくて気持ちがいい。

そばの名店とは噂に聞いていたが、心のこもったおもてなしに感心しながらあっという間に完食。

こちらも噂通りのどろりと濃厚なそば湯。

お米のとぎ汁みたいな薄いそば湯が他店では当たり前なのに。

感激して何杯もいただいたので身体も心もじんわりと温かく。

ごちそうさまでした!

会計の際に女性スタッフさんにお礼を申し上げ少々会話。

お客さんにセリバオウレンの写真を見せてもらったことがあり、白くて綺麗ですよねと仰る。

なんと、その女性スタッフさんが若社長さんの了承を得て登山口まで送ってくださった。

登山するには遅い時間であることをご心配くださったのだと思われ。

おそばパワーのお陰で40分以上歩くつもりだったけれど本当に助かりました。

ありがとうございます!!

期待も依存もしていないところに、たまたま出会ったかたが温かい手を差し伸べてくださるという展開。

いつも不思議でしょうがないけれど感謝しかない。

ガッツリ登らされる雪の城山

上板橋集落センターから少し先に登山口。

ウロウロしていたら見つけた。

ずーっと長い階段が続く。

この辺は雪がないからまだいい。

男体山から女峰山にかけては雪が降っていそう。

一番上に鳥居が見える。

今朝の雪が積もっていて、結構急なところもあるので慎重に。

今日はほぼ全身ワークマン(笑)。

普段着のアウター、冬用パンツ、雪用ブーツ。

一応滑りにくい靴底になっているはず。

いつもは持たない長傘を持ってきてよかったと安堵しているところ。

ゆっくり登って鳥居のある神社へ。

神社から少し下ってまた急な登り。

低山だと思っていたら結構ガッツリ登らされるよ。

雪さえなければ何の問題もないけれど。

あーー、やっと城山(443m)に着いた。

男体山の山頂見えず。

天狗岩のほうへは行かずその看板の裏手にある道を下るが…。

雪の坂道で滑らないよう、長傘をストック代わりにしてゆっくりカニ歩き。

そんなこんなで時間がかかってしまう。

下板橋方面へ。

セリバオウレン咲く森へ

「こんなに下っちゃっていいの?」って心配になるくらい下る。

もしかしたら雪に埋もれて花を見逃してしまったのかと思った。

あっ、いた!

かろうじて間に合った感じかな。

緑の種ができつつある個体。

緑色とピンク両方あるので両性花ね。

ピンクの雄しべを持つ雄花。

見渡す限りセリバオウレンの群生。

私はお花を踏みたくないので登山道からの鑑賞に留める。

コンディションが悪くてブレ量産。

陽が射さない暗い森で小さい花を撮るのは難しいや。

それでも、セリバオウレンがあれだけ群生している場所を初めて知った。

こんなお山は他にないのでは?

たくさん咲いててくれてありがとうね。。。

春の花を愛でながら

舗装道路の雪はほとんど消え、嘘のように青空が戻った。

民家のサンシュユ。

蔵が多い町。

車は通るけど人っ子一人いない。

先ほど登った城山を振り返り。

舗装道路でもアップダウンあり。

やっと明神駅へ戻ってきた。

奥のほうに満開の白梅。

閑散とした明神駅ホームにて、バターどら焼きと温かいほうじ茶を。

おつかれ~。

最後に

今回のように、諸々の事情でどうしてもその日しか都合がつかないという状況に当たることもあるけれど。

セリバオウレンの花のピークに合わせて必ず晴れの日に再訪したい。

三たてそば長畑庵のスタッフさんには大変お世話になりました。

次回は下山メシとして、美味しいお蕎麦をまた食べに伺いますね。

素敵な巡り合いに感謝します。

しおん
2011年4月、初めての登山で人生が変わった。山のとりこになって早10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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