立山室堂から折立へ3泊4日の大縦走。
諸般の事情によりなかなか実行に移せないまま年月が過ぎていく。
アクセス面、体力面、気力面、連休の取りにくい仕事。
去年からはコロナ禍も加わり、ますます敷居が高くなってしまった。
今年こそとの思いから、4連休を申請しその日が来るのを待つ。
ところが、前回の晴嵐荘と同じく直前に台風が発生。
一体なに?この嫌がらせのような台風は。。。
希望休は1ヶ月前の申請となり、シフト勤務のため基本的に変更はできない。
天気予報を確認しながら、最悪の場合は途中撤退も覚悟する。
富山側に下りた際の有峰線バスは電話で一応予約ずみ。
どうなることやら。
気分は晴れぬまま扇沢行きの夜行バスに乗車した。
もくじ
往復のアクセス・トイレ
[往路]
23:15 新宿西口26番より夜行バス(6900円)
05:15 扇沢 ※05:32到着予定が約15分早かった
07:30 扇沢より立山黒部アルペンルート(片道6140円)
08:52 立山室堂
[復路]
13:15 立山室堂より立山黒部アルペンルート(片道6140円)
14:45 扇沢
15:05 扇沢よりバス(1390円)
15:31 信濃大町駅 ※15:40到着予定が約10分早かった
15:57 信濃大町駅前よりバス(4300円がポイント使用で4200円)
20:03 バスタ新宿 ※20:28到着予定が渋滞なしで約30分早かった
【ハイウェイバスドットコム】
https://www.highwaybus.com/gp/index
【立山黒部アルペンルート】
https://www.alpen-route.com/index.php
【北アルプス交通・扇沢線】
https://kitaalps-kotsu.k-amenix.co.jp/info_routebus_timetable
※予約不要、クレカ使用不可で現金のみ
<トイレ>
●一の越山荘(ペーパーあり、水洗)
●五色ヶ原キャンプ場(ペーパーあり、ボットン)
自己CT
[1日目]
09:18 立山室堂
10:18 一の越山荘 10:29
11:07 富山大学立山研究所 11:14
11:53 鬼岳東面
12:09 道標
13:02 獅子岳
13:23 2度目のランチ休憩 13:28
14:04 ザラ峠 14:12
14:40 五色ヶ原キャンプ場分岐
14:53 五色ヶ原キャンプ場
[2日目]
06:37 五色ヶ原キャンプ場
06:50 五色ヶ原キャンプ場分岐 06:51
07:13 ザラ峠 07:15
08:36 獅子岳 08:38
09:14 道標
09:32 鬼岳東面
10:16 富山大学立山研究所 10:22
10:42 一の越山荘
11:24 みくりが池温泉 12:50
13:03 立山室堂
扇沢名物の中里さんにまた会えた
こんな天気なので乗客はたったの数名。
早朝5:15、夜行バスが扇沢に到着。
自販機で温かいコーヒーを購入し、ベンチにて簡単な朝食を摂る。
6:50頃、きっぷ売り場が開いて販売開始。
平日なので長蛇の行列はなく数名程度で私は7番目。
この時点ではまだわからないので、室堂までの片道きっぷにしておく。
往復きっぷのほうが割引になるけど。
あっ、中里さんの大看板が!(笑)
早朝ご本人様をお見かけし思い切ってご挨拶。
コロナ禍でトークができなくなり、早く復活したいと仰っていた。
扇沢に来る日は毎回楽しみにしているので、今日もお会いできてよかった!
ちなみに、『扇沢平社員さん』で検索するとYouTube動画が見られます。
損得抜きで楽しくお仕事してるお姿、サービス精神に脱帽。(#^^#)
ザック雨蓋に入れたはずの手袋がないと気づき、モンベル売店にて防風手袋(4180円)を購入。
扇沢では早朝から売店が営業していてとても助かる。
去年の秋、始発バス待ち時間に同じ手袋を購入したっけ。
出典:モンベルウィンドシェルグローブ
家に忘れたかと思いきや帰宅後に確認するが見当たらず、メールで問い合わせをした。
手袋は雨蓋にしか入れないので、出発前のパッキングから扇沢まで封印された状態。
落としたとすると早朝のベンチでパンを出した時しか思い浮かばない。
立山黒部アルペンルート様より、メールの返信が送信エラーになってしまったので…とすぐさまお電話を頂いて感激する。
結果的には落とし物はなかったけれど、ご丁寧な対応、大変ありがとうございました。
ザックから消えた手袋さん、ごめんね。
今頃どこにいるんだろう。
しかし不思議なことがあるものだ。
豚まんの誘惑
電気バスを降車してテクテク。
黒部ダムの放水を見学しながら。
黒部平のシナノナデシコ。
雲は厚いけど陽射しがあり青空も覗く。
ケーブルカーは満席で立ってる人もいた。
大観峰からはまた電気バスに乗る。
室堂に到着。
土日祝は乗り継ぎがスムーズで扇沢から室堂まで1時間だった。
平日はそれぞれ待ち時間が長いので1時間半はかかってしまう。
登山届を記入して提出、天候によっては戻ってくることを伝える。
登山センターのかたも「五色に行ってみてから判断してください」とのこと。
「温かい豚まんはいかがですか~~」
扇沢でパンを食べたのに、豚まんの誘惑にまんまと引っかかる。
まぁ3時間半も経ってるから小腹空いてるし。
温かくてふわふわ、ウマー。
山岳情報を確認。
8月でも低体温症で死亡と書かれている。
五色ヶ原方面、ヒザ負傷。
ただし、情報が更新されていない場合もあるようだ。
鬼岳の雪渓は、確かもうアイゼンなしで通過できるはず。
直近の情報はヤマップ等で確認ずみ。
一の越は爆風
早朝の雨は止んでいるが、厚い雲がどんより垂れ込めている。
空のペットボトル1.5Ⅼに立山の湧水を頂く。
持参した山専ボトルのお湯500mlと、ペットお茶525mlで合計2.5Ⅼちょい。
五色ヶ原キャンプ場にも水場はあるけど念のため。
これがのちのち身体にダメージを与える重さに。
一部、もう草紅葉が始まっているところも。
室堂を振り返ると青空。
このまま、お天気回復となればいいけれど。
小さなヒマワリみたいで可愛い。
途中に小さな雪渓あり。
スプーンカットになっていて、普通にサクサク歩けるから大丈夫。
うわー、クモマグサだっ。
既に終盤だけど綺麗な個体を見つけて大喜び。
一の越の少し手前より、強風が吹き荒れている。
以前もそうだったがここは風の通り道になっているようだ。
こんな爆風でも雄山に登って行くハイカーさんがチラホラ。
寒くて堪らないので、岩の壁際にて雨具の上を羽織って。
帽子は飛ばされないようザックにしまいフードを被る。
この岩壁伝いに歩いて行く。
進行方向は真っ白。
真っ白な龍王岳の下り
この時間帯、こちらを登るハイカーは私だけ。
風に揺れるトウヤクリンドウ。
室堂、雷鳥沢は今のところ晴れてるみたい。
ガスガスの九十九折を黙々と登り、富山大学立山研究所。
辺りは真っ白。
風が相変わらず強く、しゃがんだままおにぎりを1個ほおばる。
そこへ小屋泊と思われる単独女性がやってきて挨拶を交わす。
シュラフなしのテント泊装備は、オスプレーバリアント37に何とか収まった。
赤マークに従えば、道に迷うような箇所はない。
巻いてきた龍王岳を振り返る。
ガスは山頂付近だけ。
ウメバチソウに励まされ
鬼岳東面。
鬼岳のピークは踏まない。
まだまだ先は長い。
何たる自然の芸術品!
ウメバチソウと雫が美しすぎて。
やはり、鬼岳の雪渓は融けていて回避できるので登山靴でOK。
きゃ!
草の陰にキバナノコマノツメ発見。
歩みが遅いから気づくことができた。
雄しべが残ってるミヤマダイモンジソウ。
ウメバチソウの繊細な造り、感心してしまう。
登山道脇にミヤマキンポウゲ。
そこかしこに咲いているハクサンフウロ。
おそらく最後のクルマユリ。
岩場を登って行くと、カメラ目線のイワギキョウ。
今日はエメラルドグリーンじゃなく、くすんだ色。
一瞬、黒部湖に陽が射した。
ミヤマリンドウの綺麗なブルーに足が止まる。
獅子岳の辺りでシャリバテ
先行されていた女性が休憩中。
私は休まずに進むが。。。
ミヤマキンバイもいたのになー。
両脇にピントがいって花はボケボケ。 (^^ゞ
淡い色味のミヤマリンドウも素敵。
岩場で足がもつれたり背中のザックに引っ張られたり、なんだかフラフラする。
テント、水と4日分の食料がとにかく重い。
あと首から下げてるカメラもじわじわ来てる。
どうやらシャリバテのようだ。
この先からザラ峠までは急な下りが続くので危険。
追いついた女性には抜いてもらい、こちらで小休憩。
小休憩した場所には、ミヤマコゴメグサがこれでもかと咲いている。
この子達全員にガンバレと言われているようで、ちょっと嬉しくなった。
ピッカピカで美味しそうなイチゴ系植物。
トリカブト、ヤマハハコがたくさん。
雷鳥家族に出逢う♫
岩場を歩き梯子を下り、ギザギザの九十九折を下ったらザラ峠。
去年の秋かすれて見えなくなっていたザラ峠の文字が復活。
ひぃ~~、ここからまた登りなんだよね。
そう思いながらゆっくり歩を進めていると。
ハイマツの近くで、何やら楕円形の物体が目に留まる。
思わず、「え。。雷鳥たん!?」
こんなすぐ側に雷鳥さんがいたなんて。。。
無音だから全然わからなかったよ。
一応、私のほうを見た。
可愛すぎる。
特に警戒はしていない様子。
嘴で葉っぱを突き、ハイマツの中を歩いて行く。
あっ!?
もう一羽いるじゃない。
(^^♪
美人さんだね~~~!
目の上が赤い子。
トコトコ。。。
あれっ!全部で三羽!?
ガスガスだったし、岩が保護色になってて気づくの遅れた。
ヒナがここまで育ったのか、三羽とも同じくらいの大きさ。
エサ探しに夢中の雷鳥家族。(#^.^#)
「雷鳥たんありがとね!元気でねー!」
後ろ髪を引かれる思いでその場をあとにする。
ヘロヘロだったけど、雷鳥さん見たら元気でた。
重いカメラ持ってきてよかったと心底感じた瞬間。
結構ズームしてるので、パワーショットがなければ撮れなかったよ。
癒しの五色ヶ原キャンプ場
ザラ峠からは、時々陽が射したりガスったりの繰り返し。
雷鳥さんとの出逢いを思い出しながら登る。
自然と頬がほころんできちゃう。
ほんとありがとう。
登り切ったところの木道が天国に思える。
あともう少しだ。
キュートなコケモモちゃんも、ピント合わず。
当初、先に五色ヶ原山荘へ寄ってからと思っていたけど。
もう大層ヘロヘロなもんで、キャンプ場へ直行!
うわぁー、キャンプ場が見えてきたっ!
雲の平みたいな素敵な場所。
また来られたね、五色ヶ原キャンプ場。
緑テントは単独男性。
2個のザックは途中で抜かれたカップルさんのもの。
キャンプ場着いたら一気に晴れてきた。
青空が広がって嬉しい。
風は相変わらず強く、テント設営する際あおられて難儀した。
グランドシートの収納袋が風に飛ばされてしまったのを、この時点では気づいていない。
一度ザックに入れたんだけどな。
ポツリポツリと単独者がやってくる。
テント近くに咲いていた白い花。
粗めの鋸歯であまり深く切れ込まない葉、ハクサンボウフウと同定。
ここまで来るのが大変だけど、もう天国だわ。
絶景のキャンプ場。
テント張ってホッとしたらお腹空いてきた。
夏季限定パイナップルバウム、ロイヤルミルクティーのおやつタイム。
数年前に大汝休憩所で買った立山バンダナと。
テント内から見える景色。
かなり広いからどこでも自由に張れる。
夕方、ツェルト泊の単独者が。
カップルさん以外は全員単独で合計6張。
17時すぎたのでそろそろ夕食の準備。
まず、山専ボトルのお湯でアルファ米を戻しておく。
永谷園のかに玉の素と卵2個を使用。
(本来は卵3個と表示されているが2個でもOK)
小さいほうのクッカーで先にあんかけを作り、フライパンでかに玉を作る。
裏面をひっくり返すことはできなくても全く問題なし。
フライパンのかに玉を寄せて、戻したごはんを載せ、あんかけをトッピング。
わかめスープと食後のほうじ茶でお腹いっぱい。
あぁ美味しかった。
さて、気になるのは明日以降の天気。
五色ヶ原キャンプ場は、携帯の電波が繋がるので天気予報が見られる。
山ではいつも機内モードにしておくが、今回ばかりは繋がってよかったと思う。
てんきとくらすは麓の天気だから一見平気そうに見えるけど。
マウンテンフォーカストでは、台風の影響で信じられない爆風(70m)と雨の予報。
薬師岳までのただでさえキツイ道程でそんな苦行はしたくない。
せっかくの4連休で残念だけど、室堂へ引き返すことにしよう。
撤退の判断そして下山
☆翌朝☆
夜中は時折強い風が吹き、テントのフライがバタバタ鳴っていた。
何度か二度寝を繰り返し4時すぎに目が覚める。
外はまだ真っ暗。
五色ヶ原キャンプ場のトイレは人感センサー付きなので助かる。
いつもと違うスーパーで“塗るテリーヌ”なるものを見つけ、ビーフとチキン両方購入。
アルミパウチなので常温保存できるし山に最適。
色々と応用も利きそうだ。
ミニサイズのチーズ、おさかなソーセージ、カフェオレとブラックコーヒーで2杯。
だんだん空が焼けてきた。
愛用しているエスケープライトヴィヴィ。
今回もザック軽量化のためシュラフは置いてきてこれで代用。
上はダウンセーター、下は雨具のパンツを穿いて眠ることができた。
明け方はちょっと冷えたがザックに足を入れなくても済む程度。
寒さに弱いかたは無理かもしれないが。
縦に4つ折りにしてキツメにクルクル巻いていくと、収納袋にすっぽり収めることが可能。
山の向こうからご来光。
チングルマの果穂が朝陽に輝いて素敵。
風は強かったけど雨に降られず済んだのは幸い。
結露も全くなし。
カップルさんは恐らく薬師方面へ向かったようで既に出発されている。
白いテントとオレンジツェルトは、起床時には消えていた。
真っ暗い中で音も立てずに旅立って行かれたのがすごい。
緑テントを畳んでいる男性にお伺いすると、私と同じく室堂に引き返すとのこと。
以前の私なら行ってしまったかもしれないなぁ…。
撤退の判断がすんなりできるようになって自分でも喜ばしい。
自然の中でテント一泊するだけで、気持ちはだいぶ癒される。
中止せずに来てみてよかった!
昨日は疲れてしまい山荘に行けなかったので、支払いに行かなくちゃ。
テントを撤収して空身で五色ヶ原山荘へ向かう。
山荘への道にはまだチングルマが咲いていた。
終わりかけではあるけれど、ハクサンイチゲも。
五色ヶ原山荘。
空身ならキャンプ場から11分くらいかな。
【五色ヶ原山荘】
テント1人 1000円(予約不要)
トイレあり(ペーパー設置)
水場あり(使用していないが水は出ていた)
※今年はコロナ禍でどこの小屋もだいたい値上げされている
いい感じの五色ヶ原キャンプ場。
7月は残雪が多いけど、お花畑もすごいだろうな。
テントの近くで咲き残ったチングルマ。
周辺を散策してみたが、グランドシート収納袋は見つからず。申し訳ない。
私もそろそろ出発しよう。
また来るね。
キャンプ場分岐の茂みの中から、複数の小鳥の鳴き声がする。
ピィピィチュルチュルと可愛い声で姿は見えない。
何の鳥だろ。
あのギザギザを登り返さなきゃいけない。
先行しているオレンジのザックカバー、紺色の単独者2名の姿が小さく見える。
昨日は爆風で撮れなかったハクサンオミナエシ。
五色ヶ原山荘ズーム。
この素晴らしいロケーションに言葉が出ない。
大縦走は来年に持ち越しになりそう。
登り切ったところで、五色ヶ原山荘をもう一度振り返る。
カップルさんは大丈夫だろうか。
イワヒバリの交流
岩場もあるけど、暫くは緩やかな平行道。
チングルマの果穂、ピンク濃いめ。
オヤマノリンドウは蕾状態。
あの鞍部までゆっくり下る。
一部、急な岩場を下りるのに神経を使った。
鞍部にて行動食のドライレモンを開封。
平和な道をのんびりと。
モグモグ。
大岩ガレ場で先行者に追いついた。
おおっ、鬼岳東面の岩場にて茶色い鳥が飛び交っている。
4~5羽が行ったり来たり。
よくそんな所に留まれるね!
イワヒバリさんのようだ。
キリッと引き締まった顔つき。
なのに可愛い。
お気に入りの1枚となった。
イワヒバリさん、ありがとう。
みくりが池温泉♨白えびラーメン
やっとのことで富山大学立山研究所に着いた。
空のペットボトルに水を移し替える。
ガスガスで寒かったのもあり、龍王岳は登らず下山することに。
紺の手袋は探せばどこかにあるかもと、あえて色違いにしたのだけれど。
どこにもないなら紺色にしておけばよかった。
あとはサクサク下りるだけ。
ご年配パーティに道を譲ってもらい、軽快に下りていると。
さきほど抜かされた健脚男性(6張目のテン泊者?)より話しかけられる。
恐らく龍王岳に登頂されていたのでまた会ったのだろう。
「これからどこへ行かれるんですか?」
「縦走やめたので戻ります」
下山時の頭の中は、常に温泉と食べ物のことだけ(笑)。
なのですこぶる速い。
終盤のタカネツメクサ。
一の越手前にて。
石畳のイワツメクサ。
一の越をすぎると観光客が急に増える。
雷鳥沢キャンプ場をズームしてみるとガラガラ。
んん、トキ色仲間さんがいる。
みくりが池温泉にしよーっと。
去年は日帰り温泉は中止だったが、今年は6名までと人数制限をしながら営業している。
一応電話で確認し大丈夫そうなのでそのまま向かう。
お肌がすべすべになる温泉。
私には熱すぎたので水を足しながらゆっくり浸かった。極楽極楽。
温泉から出たら受付にてカギをもらって食堂へ。
靴、貴重品、脱衣場、全てのロッカーはお金が介在しないので、ある意味楽っちゃ楽。
大きなザックは玄関内のスノコ上に置いておける。
白えびラーメン美味しかった!
あっさり醤油味、一滴も残らず飲み干し完食。
ブルーベリーソフトは温まった身体が冷えそうなのでやめておく。
平日だからか、温泉は待ち時間なくスムーズに入浴できた。
土日祝は混みそう。
大町温泉郷に行かずとも、室堂近辺で温泉に入れるのはありがたいこと。
レストランはガラガラ、カフェはそこそこ混雑。
【みくりが池温泉】
日帰り温泉 大人800円
温泉後のリラックスモードで室堂に登り返すのは、ちょっとキツかったけど。
室堂周辺で一輪のニッコウキスゲ。
ワレモコウが色づき始めたようだ。
ウメバチソウの群生も。
大観峰でロープウェイをパチリ。
往路と同じく、室堂から約1時間半かかって扇沢に到着。
扇沢から信濃大町行きの路線バスに乗り込む。
そのバス待ち時間内に、バスタ新宿行きのバスをWEB予約してクレカ決済。
下山後のお店開拓*丸福パン
信濃大町駅でバスタ新宿行きバスを待つ。
トイレに歩いて行く途中にあった手作りパン屋さん。
何気なく入ってみると、オリジナリティー溢れるパンが並んでいて。
女将さんの感じもいい。
カレーパン、チキンのパン、甘さを抑えた渦巻きパン。
手作りの温かみが伝わるパンで、どれも美味しかった。
信濃大町駅に来たらまた寄りたい。
みくりが池温泉限定らしい。
モンベル製2Ⅼのスタッフサックをゲット。
バスタ新宿まで乗客はたったの2人。
パラ開会式で遅延ありと言われていたのに、渋滞なしで逆に30分も早く着いてしまうという。
特急あずさに乗っても時間はあまり変わらず、運賃はほぼ半額なので公共交通機関利用者にはオススメ。
最後に
今までで一番心に残っているのは雲ノ平の大縦走。
4日間とも晴天に恵まれるという奇跡的な山行であった。
実はとても楽しみにしていたのは、スゴ乗越小屋のカレー。
『コロナ禍でネパールからスパイスが届かないのでカレーはありません』との看板をヤマップで見て愕然。
世の中の歯車が色々と狂ってしまった今現在、以前のような山行はもう無理かもしれない。
それに加えて体力的な衰えも認めざるを得なくなり。
シュラフを省き食料も軽量化を図ったわりには、ザックが重すぎ参ってしまった。
筋肉痛で足がパンパン。
果たして1年後に実行できるのか?
そう、山は確実に逃げていく。。。
いやいや嘆くのはまだ早い。
秋山に期待しよう。
**翌年8月に2泊3日で縦走した記録はこちら**