久しぶりの谷川岳。
それはもう嬉しくて。
日本海側は雪と知りながらも午前の晴れ間に期待していたが、予報より崩れるのは早かった。
天気図は嘘つかない。
往復のアクセス
[往路]
08:17 上越線にて水上(着)
08:25 水上よりバス → 08:44 谷川岳RW(750円)
[復路]
15:50 谷川岳RWよりバス → 16:13 水上
16:47 水上より上越線(発)
【谷川岳RW】
http://www.tanigawadake-rw.com/index.php
往復ならモンベル割引あり(2160円→1960円)
【バス時刻表】
http://www.kan-etsu.net/smarts/index/20/
コース状況/危険箇所等
●天神尾根
序盤はトレースが何本かに分かれている
左手の尾根に上がる方をうっかり選択してしまい、当然ながら登った後に雪深い道を下るはめに…
右手に巻くほうがアップダウンは少ない
(どちらを歩いても避難小屋の手前で合流する)
しっかりしたトレースがあったがプチ吹雪により消えかかった箇所も…
天狗の溜まり場から肩の小屋周辺にかけては結構な積雪があり、ツボ足だと歩き難い
トレース外すと踏み抜く
ホワイトアウトの中を方向感覚が失われた状態で無理に登頂するのは危険と判断し、トマ耳直下で引き返すことに。。。
かろうじて西黒尾根/天神尾根分岐が見えたが、山頂手前の大きな道標はすぐに見えなくなる
肩の小屋は全く確認できなかった
※あくまでも12/19(火)時点の情報ですのでご了承ください
<備忘録>
下山時はチェンスパ使用
12本アイゼン、ピッケルは使用せず
その他周辺情報
[軽食]
ビューテラスてんじん
[温泉]
多数あるが車じゃないとイマイチ不便
水上館は一度行ってみたい
ネット予約をすれば安くなるようだ
自己CT
09:15 天神平
10:30 熊穴沢避難小屋
12:04 天神ザンゲ岩
12:36 天神尾根/西黒尾根分岐
12:40 撤退地点 12:41
12:45 チェンスパ装着地点 12:48
12:57 天神ザンゲ岩
13:32 熊穴沢避難小屋
14:17 天神平
ポカポカ陽気の谷川岳
天神平をウキウキでスタート。
団体さんは雪山講習かな。
無風でポカポカ陽気。
滑らかなクリームのような雪面。
何度も見ちゃう白毛門方面。
道を譲られた時に追い越せばよかった。
かなりゆっくりペースなご年配ペアの後をついていく。
絶景にハッとする。
ちゃんと黒いお目目があるニャ。 (ФωФ)
怪しげな雲が増えてきたような。
右に巻かず尾根を上がってしまい、雪深い道を下ることに…。
お目目が片目に。
ヒャッホウ~~!来てよかったぁ。
熊穴沢避難小屋はまだ埋まっていない。
青空が嬉しい♪
まさか、あんな天候になるとは…。
ちょっと早いんじゃない?
午前中はお天気もつかなって思ってたんだけど…。
これが最後の陽射し。
一転して粉雪が舞う
「今日はトマまでかな。。。」
朝はあんなに晴れていたのに、いつの間にか雲が広がり粉雪が舞っている。
粉雪がパラパラと。
私の脇をすごいスピードでボーダーさんが滑っていく。
危ないんだけど。。。(-“-)
胸ポケットに入れておいた旬りんごジュース。
水分を全く摂らずに登り足が攣りかけた。
慌てて小休止をする。
雪山あるある。
西黒尾根/天神尾根分岐。
かろうじて見えたのはこれだけ。
あれよあれよという間に吹雪となり周囲は真っ白け。
トレースがかき消されホワイトアウト。
トレースを外すと踏み抜き、そこで暫し考える。
方向感覚がない状態で登頂するのは危険と判断し、山頂直下にて撤退とした。
撤退地点より少し下でチェンスパを装着する。
そうそう!
新しいザック買いました。オスプレイ バリアント37。
この子に一目惚れ。
昨夜さかいやでフィッティングしそのままお持ち帰り(笑)
熊穴沢避難小屋まで下りて来てホッとする。
こんな撤退は初めてだけれど悔しいとかは感じない。
むしろいい経験をさせて頂いた。
特に積雪期の谷川ブルーは当たり前ではないんだよね!
今までどれだけ運がよかったんだろう?
しみじみとそんなことを思い何度か尻餅をついたりしながら下る。
建物のシルエットが視界に入った時は無事の下山に心底ホッとした。
ありがとう谷川岳。
晴れた日に、また来るよ!!
この辺りは辛うじて視界あり。
私の髪の毛が霧氷になってる。
ビューテラスてんじんに着けばもう安心。
ビーフカレーは大きいお肉が3~4切れ入ってた。
ロープウェイで下界に下りて。
あとはベースプラザでバスを待つ。
カウカウキッチン、ミルクパイ(持参品)でお疲れさま!
外はサクッと。中はトロ~リ。
ウマー (*^O^*)
最後に
11月下旬、とある文書(相続関係)が私宛に届く。
それは全く身に覚えがなくまさに青天の霹靂。
何かの間違いかと思ったがそのような事実があるらしい。
母に電話で尋ねたところ、その人は確かに遠い親戚に該当すると言うが、名前さえ知らなかったし存命時にも面識はないので正直、腹立たしい。
某機関への問い合わせやら複数の書類申請に手間取り、山どころではなくなってしまった。
世の中こんな理不尽なことがあるものなのか…??と。
楽しみにしていた2連休は風速30mもの暴風のため見送り普段できない大掃除をした。
そんなわけで3週間ぶりのお山となった。
お山で起きる様々な体験を通して感受性や経験値が豊かになり、人生の岐路に於いてもベストの判断ができるならば幸いである。
B’z – いつかのメリークリスマス
もうイントロから鳥肌がたつくらい好きだわー。。。
色々な想いがシンクロして懐かしい