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雷鳥沢テント泊*雄山から富士の折立*奇跡のラッキータイム 2024/9/10(火)~11(水)

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山小屋泊のみならずテント泊まで予約が必要となってしまった昨今。

大雨に降られたとしても以前のように山小屋に駆け込むことができなくなり、天候によって縦走計画を変更するのも難しくなった。

そうなると、予約不要のテント場はとてもありがたい場所に思えてくる。

雷鳥沢キャンプ場でテント泊したのは2018年10月。

あれからもう6年も経つのか~。

そういえば、月山の帰りにお会いした女性が雷鳥沢でテントデビューすると話していたなぁ。

諸般の事情により延び延びとなった今年初のテント泊は立山に決定。

往復のアクセス

[往路]

24:00 秋葉原駅中央改札<東側交通広場内>より夜行バス

05:16 松本駅東口

05:56 松本より大糸線(680円)

07:02 信濃大町

07:10 信濃大町駅前交番横よりバス

07:40 扇沢駅前

**立山黒部アルペンルート始まり**

08:30 扇沢よりバス

08:43 黒部ダム

09:10 黒部湖よりケーブルカー

09:14 黒部平

09:30 黒部平よりRW

09:35 大観峰

09:45 大観峰よりトロリーバス

10:00 立山室堂

[復路]

13:45 立山室堂よりトロリーバス

13:52 大観峰

14:00 大観峰よりRW

14:05 黒部平

14:20 黒部湖よりケーブルカー

14:24 黒部ダム

15:05 黒部ダムよりバス

15:16 扇沢

**立山黒部アルペンルート終わり**

16:04 扇沢駅前よりバス

16:35 信濃大町

自己CT

[1日目]

10:13 立山室堂

10:27 みくりが池温泉

10:42 雷鳥荘 10:43

10:55 雷鳥沢キャンプ場

[2日目]

05:10 雷鳥沢キャンプ場

05:18 マサゴ岳ペイント分岐

05:49 分岐(道迷注意)

06:48 一の越山荘 06:55

07:50 雄山 07:56

08:20 大汝山

08:23 大汝小屋 08:25

08:40 富士の折立

09:13 大走・真砂岳分岐

10:36 雷鳥沢キャンプ場 11:30

11:51 雷鳥荘 11:56

12:15 みくりが池温泉 13:22

13:35 立山室堂

扇沢名物*中里さんトーク♪

松本駅からバスに乗って。

扇沢は晴れ!

やった!

立山黒部アルペンルートきっぷは扇沢⇔室堂の往復をWEB予約。

信濃大町⇔扇沢の路線バスも同時に購入。

なんか、以前よりだいぶ値上がりしたね。

扇沢周りのお楽しみといえばもちろん名物駅員の中里さん。

このトークタイムの直前、売店にいらっしゃるところをお見かけして突撃(笑)。

「久しぶりにお会いできるのを楽しみにしてました!」

自虐ネタ満載のお笑い営業トークは健在で、信州サーモン笹寿司弁当や巨峰レーズンを販売されている。

なんと2年前に平社員から係長に昇進されたそうだが、「部下がひとりもいない」というくだりでまた爆笑。

関西人なのに地元には戻れず20年間こちらで頑張っているそう。

扇沢駅の中里さん、これからも応援してまーす!

平日は観光客が多いみたい。

立山方面はドピーカンでテンション上がる~。

白っぽい岩のピークは富士の折立、その左が大汝山だそう。

雄山はここからは見えない。

赤牛岳から左へ水晶岳。

素晴らしい景観。

観光放水の様子。

右手には後立山連峰。

左奥の小さな突起は白馬岳らしい。

黒部湖からケーブルカー。

行きはガーラガラ。

翌日の帰りは座れたけど満席ぎゅう詰めだった。

室堂の山岳情報をチェック。

立山室堂に着くとガスが…

久しぶりの立山室堂。

あれっ、さっきあんなに晴れてた雄山方面はガスガス。

それでも立山に来れたことが嬉しい。

ザックを下ろして立山の湧水を1.5ml汲ませていただき、小腹が空いたのでおにぎり1個を摂取。

カンチコウゾリナかな。

終わりかけのウメバチソウ。

草紅葉がそろそろ始まるね。

やっぱり立山はいいなぁ。

みくりが池。

きゃー、ツガザクラがいっぱいだ。

おぉ、雷鳥荘までの道がいい感じだね。

血の池を見下ろして。

ピンク色のシラタマノキが可愛い。

オヤマノリンドウ群生。

ぐるっと歩いて雷鳥荘。

また泊まりたいな。

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おぉぉ!

雷鳥沢キャンプ場が見えてきた。

平日なのでテントはそれほど多くない。

週末はこんなもんじゃ済まないだろう。

雷鳥沢キャンプ場*雷鳥沢ヒュッテ♨

立山室堂から40分程度歩くと。

雷鳥沢キャンプ場に到着。

どこに張ろうかな~。

管理棟が近くて丸太ベンチが側にあるここにしよ。

この時点ではまだ青空も。

テントを張ってから管理棟へ。

【富山観光ナビ・雷鳥沢キャンプ場】

https://www.info-toyama.com/attractions/31029

テント(予約不要) 大人1000円

水場、水洗トイレあり

ミヤマキンバイがまだ咲いてる。

いちごワッフルとモンベルのトレールチャイで一息。

当初の予定では今日中に雄山~富士の折立を歩くつもりだったけど、雄山山頂のガスが取れないのでやめておく。

テント内でモンベルの小冊子を読んだり音楽を聴いて過ごす。

周囲では12時を回ってから奥大日へ出かけるグループもいたが。

14時すぎにとうとう雨が降ってきて、あれよあれよという間に雨脚がかなり強まる。

やっぱりね、気分が乗らない時は無理しないで正解だったようだ。

雨がやんだので温泉へ。

夕方は混みそうだから少し早めの15:30頃にテントを出る。

この岩階段が濡れていると滑りそうになるので結構危い。

念願の雷鳥沢温泉。

6年前の10月にはもうやっておらず入れなかったので、温泉リトライの意味合いも兼ねていた。

【雷鳥沢ヒュッテ】

https://www.raichozawa.net/

日帰り入浴 大人900円

営業時間 10:00~18:30

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外来者も利用できる食堂と売店あり。

内湯は女性が出たばかりで誰もいない。

シャンプー、ボディソープは内湯にしかないので先にこちらに入っておく。

湯温が熱く(43度以上?)水を足したが長居はできなかった。

脱衣場にドライヤー2台あり。

一度服を着てから露天へ向かうと。

おぉぉ!

私の好きなにごり湯で、しかも湯温がぬるく(39~40度前後)ちょうどいい感じ。

細かいチョークの粉みたいな、ライトグレーの灰が堆積している温泉。

湯温がちょうどいいのでいつまでも入っていたくなる。

この時間帯は内湯、露天とも貸切状態でラッキー♫

柵の向こうにキャンプ場が丸見え。

夕方になったらテントが増えてきた。

雷鳥沢ヒュッテ売店で茶系バンダナ(1500円)をゲット。

このデザイン好き。

アオノツガザクラ咲き残り。

夕食はハヤシメシをアレンジしたもの。

持参した小さなシャウエッセン、ミニトマト、パプリカ、レタス使用。

せっかちでお湯が沸騰する前に入れてしまい、ゆるゆるなハヤシおじやみたいになっちゃったけど。

例え失敗しても自然の中で食べるごはんは格別。

あ~、美味しかった!

母恋坂ルートで一の越

☆翌朝☆

4時に起床しトイレに行こうとするも、フライのチャックが途中で開かなくなるトラブルに見舞われる。

昨日の雨でフライがチャックに張り付いてしまったようで上下どちらにも動かない。

30cmの隙間から無理やり外に出てチャックと格闘し、何とか直ったが小さな穴が開いてしまった。

フライ本体ではなくチャックの縫いしろ近くの細い部分なので大丈夫だろう。

簡単な朝食を摂り、予定より少し遅れて5時すぎにテントを出発。

橋を渡るとすぐ看板があるので、それに従って一の越方面へ。

この後も小さい橋を渡る。

黄色いペイントが描かれている分岐を右へ。

後から知ったが“母恋坂ルート”というらしい。

少し登って振り返ると雷鳥沢キャンプ場が遠くに。

池塘などもあって素敵な道。

生足短パンのトレランオジサマすごい。

外国人女性パーティがもっと前を歩いている。

ペイントがあるので迷うところはない。

ガスがパーッと晴れて一の越山荘が見えた。

チングルマ果穂。

合流地点にて不思議そうな顔をしたオジサマがいたので「キャンプ場からです」と一言。

雫をたたえたイワギキョウ。

雄山~大汝山~富士の折立

一の越に到着。

一の越山荘周辺はいつも風が強いので岩壁の側でシェルを羽織り、水分補給とトイレを済ませておく。

ガスガスで何も見えないのに、久しぶりすぎてワクワクする。

淡々と登っていくだけ。

テン場にいた外国人パーティに抜かれるが気にしない。

あくまでもマイペースで。

山頂直下でホシガラスを見かけるも撮影はできず。

雄山。

初めてこの中に入ってみた。

温かいココアやカップラーメンなども販売しているようだ。

大汝方面に進むとイワヒバリちゃんに出会う。

ガスの中、餌を探して歩いてる。

あっ、今度は別のホシガラスさん。

大きな嘴で松ぼっくりを突いていた。

手前の大岩ゴロゴロ地帯から大汝山。

大汝小屋の外で行動食のフィナンシェを。

富士の折立分岐。

ここから大岩ゴロゴロゾーンを登って。

富士の折立。

写真だけ撮ってそそくさと下山にかかる。

奇跡の青空♪

大走り方面へ急降下。

何やら上のほうで歓声が挙がり、思わず振り返ったところ。

「今頃~?」とか言いながら皆さん嬉しそう。

太陽の輪郭がぼんやりと浮かび上がる。

岩と砂の交じったザレ場を下って。

下から登ってくる数名の若者とすれ違う。

するとその時。。。

ん?

んんん??

一瞬、青空が広がった。

え?

うわーーー!!

さっきすれ違った若者の歓声が上から聞こえる。

こんなことってあるの!?

奇跡のラッキータイムとしか思えない。

9月なのに雪渓が残ってる。

うわぁ。。。

この場所で晴れてくれるなんて思ってもみなかった。

でも、陽が射して青空が広がったのは8:54~9:07くらいのたった15分程度のこと。

この後はまたガスが広がり陽射しも遮られてしまったから。

やっぱり私は運がいいんじゃない?

大走り方面への快適な道。

あ、あの赤い屋根は。

以前泊まったことがある内蔵助山荘?

うはー、懐かしい。。。

下りてきた富士の折立山頂はまたガスに覆われる。

大走り・真砂岳分岐。

ガレ場の下り。

ガンコウラン。

シラタマノキ。

大走りはクロマメノキが豊富。

これかなり美味しい。

豚バラブロックみたいな層の面白い岩がいっぱい。

長い長い大走りを下って、やっと雷鳥沢キャンプ場が見えてきた。

マイテントを確認。

秋の風情を醸し出すナナカマドの実。

これはオオバタケシマランかな。

この橋を渡ればもうすぐ。

みくりが池温泉♨*白エビラーメン

下りがやけに長かったー。

ただいま戻りました。

アップルパンとコーヒーで一休み。

そしてテント撤収~。

ありがとう、雷鳥沢キャンプ場。

地獄の階段をゆっくりゆっくり。

煙がもくもく。

雷鳥荘のベンチより雷鳥沢キャンプ場。

ちょうどテン場に陽が当たって。

昨日は上手く撮れなかったイワイチョウ。

最後のコイワカガミ。

またね。

この辺だったか、ひとりでやってきた韓国人女性にカメラをお願いされ快く承諾。

お次の目的地はみくりが池温泉。

雷鳥沢ヒュッテと違い、みくりが池温泉は激混み。

熱めのお湯だったけど汗を流してさっぱり。

温泉の後は食堂で白エビラーメン(1000円)。

無事に立山室堂に戻ってきた。

黒部湖とRWをパチリ。

立山室堂と違ってまたドピーカン。

あまりに暑いので少々休憩。

お目当ては木苺ソフト。

同じルートで信濃大町駅。

この後、松本からあずさの特急券を券売機で購入しようとするが2回ともうまくいかず後ろの方に順番を譲る。

3回目に券売機に向かったところ、後ろにいたお兄さんが見かねて「やりましょうか?」と手取り足取り。

ぷぷっ、まるで年寄りじゃないか(爆)。

「ありがとうございますっ!」

最後に

久しぶりの雷鳥沢テント泊は楽しかった。

眺望が違う、空気が違う、やっぱり北アはいいなぁと。

大ファンの中里さんにも会えたし、まさかのラッキータイムがあったり。

立山黒部アルペンルートがどんどん高価になり敷居が高くなりつつあるけれど。

テント泊しながら温泉もグルメも楽しめる雷鳥沢は、初心者にもオススメのテン場。

早くも紅葉が始まったというニュースも出ているので計画してみては?

【立山黒部アルペンルート・2024年紅葉情報】

https://www.alpen-route.com/autumn-leaves/

しおん
2011年4月、初めての登山で人生が変わった。山のとりこになって早10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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